季節の変わり目は疲れやすいですよね。そんなときにおすすめなのが、今が旬の「トマト」。疲れの原因のひとつとして挙げられる活性酸素を除去するため、疲れ解消に役立ちます。
ベジ活アドバイザーの筆者が、疲れを取るトマトの食べ方をご紹介します。
■疲れ解消・ストレス低減に役立つトマトの栄養
過剰な活性酸素は細胞を傷つけ、疲れや身体のパフォーマンスを低下させると考えられています。トマトに含まれる「リコピン」にはすぐれた抗酸化作用があるため、活性酸素の除去に役立ちます。その結果、疲れ解消効果が期待できます。
疲れるとストレスも溜まりがちになりますが、トマトにはストレス低減やリラックス作用が期待できる「GABA」も含まれています。
トマトは、疲れをとりながらリフレッシュしたい人におすすめの食材です。
■疲れを取りたいときにおすすめ!トマトの摂り方
トマトジュースを有効活用する
抗酸化作用が高い「リコピン」は、生のトマトよりもトマトジュースやケチャップなどの加工品の方が吸収率が高いことがわかっています。疲れの要因といわれる活性酸素の除去に役立つことはもちろん、トマトジュースが運動による疲労の軽減につながるという研究結果も明らかになっています。
そのまま飲んでもよいですが、カレーにちょい足ししたり、ミートソースやラタトゥイユ、ミネストローネスープなどの料理に使うのもおすすめです。リコピンは脂溶性なので、オリーブオイルなどのオイルと一緒に使うと吸収率UPにつながります。
料理に活用することで、無理なく吸収率を高められますね。
豚肉や大豆などのビタミンB1を多く含む食材と組み合わせる
“疲労回復のビタミン”と別名がある「ビタミンB1」を多く含む豚肉や大豆などと一緒に摂ることもおすすめです。
豚しゃぶサラダにトマトを加えたり、トマトジュースを使ったミネストローネスープに大豆を加えてもよいでしょう。
レバーやカツオなど鉄を多く含む食材と組み合わせる
「鉄」を多く含むレバーやカツオ、大豆、あさりと一緒にトマトを摂ることもおすすめです。鉄は不足すると疲れを招く場合があるので、疲れやすさを感じているときは特におすすめの成分です。
カツオのたたきサラダにトマトを加えたり、あさりを使ったボンゴレビアンコにミニトマト、もしくはトマトジュースを加えてトマト風味にしても◎。
トマトの「ビタミンC」は鉄の吸収率を高めるので、理にかなった調理法でもありますね。
トマトと疲労回復を助ける他の食材を組み合わせながら、ぜひこの時期の食事に活かしてみてください。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※最新トピックス 疲労と活性酸素 – 大阪市立大学大学院 医学研究科
※GABA(ギャバ) – わかさ生活
※疲労回復?酔っ払い防止?真っ赤なトマトジュースの力! – カゴメ
※「善玉コレステロールを増やす」「高めの血圧を下げる」機能性表示食品「カゴメトマトジュース」 – カゴメ
※ビタミンB1 – わかさ生活
※鉄分不足度チェック – 大正製薬
※ビタミンC – わかさ生活
※トマトはリコピンなど抗酸化ビタミンが豊富 – 糖尿病ネットワーク