マスクをとる人も多くなるなか、気になってくるのが「ほうれい線」です。筆者はエステサロンを経営していますが、お客様の中には「ほうれい線が気になるからマスクを外したくない」と相談に来る方も結構いらっしゃいます。
とくにコロナ渦で、マスクや表情筋を動かさない日々が続いて、ほうれい線に関係する頬の筋肉がかたくなり、下がっている人が多い印象です。
エステティシャンの筆者が、即効性のある、ほうれい線を薄くする頬のマッサージをお伝えします。
■ほうれい線はシワ、というより「たるみ」
ほうれい線は「線」という名前から、シワと認識している人が多いようです。
確かに、乾燥して線ができている、目立っている人も中にはいますが、多くの場合ほうれい線は、「頬や頬に関連する筋肉のこわばりやたるみ」が原因でできているケースがほとんどです。
頬の筋肉が下がり、口元の筋肉との境目が窪んでくる。たるみがほうれい線の正体です。
頬の筋肉は、意外と正しく使えていない人が多く、こりやすい場所でもあります。
こり固まり、動きが悪くなると動かしにくくなり、余計に衰えてしまったり、血流やリンパの流れも悪くなったりして、肌荒れや肌老化の一因にもなります。
■ほうれい線解消マッサージ
ほうれい線を改善するために、固くなった頬をゆるめていきましょう。
(1)まずは頬骨(頬にある骨)を探してください。
小鼻の横の位置から、下をえぐるように指先3本をいれ押し込みます。
痛気持ちいいくらいの強さで、持ち上げるように圧迫して30秒キープします。
爪が長い人は、肌を傷つけないように注意してください。
30秒たったら、頬骨に沿って手を少し外側に移動し、同じ要領で持ち上げるに圧迫して30秒キープします。
(2)最初に圧迫した場所に、頬骨に手根を合わせて、頬の肉を持ち上げるイメージで、そのままテーブルなどに肘をつき、自分の顔を乗せるようにし体重をかけます。
体重をかけたまま、30秒キープします。
終わったら少し外側に移動して、同じことを繰り返し、また30秒キープします。
頬まわりの筋肉をほぐして、動きをよくする、全体を引き上げる効果があるので、ぜひセットで行ってください。できれば毎日朝と晩にできるといいですが、難しい場合は1回でもOKです。
マッサージ後は血液の流れが良くなり、頬周辺がポカポカとしたり、笑顔をつくったり大きく口を開けた時に顔が軽い、動きやすくなったと感じる人も多いでしょう。まずは固くなった頬をゆるめて、しっかり動かせる状態をつくりましょう。それだけで、笑顔がきれいにつくれたり、顔の軽さを実感できるはずです。続けるごとにほうれい線も薄くなっていきますよ。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
【関連記事】
・「早く老ける人」がやりがちなNG習慣4つ
・実年齢よりおばさんに見えてしまう人の特徴3つ
・若々しく美しい70代に学ぶ!40•50代からやっておくべきこと3つ
・重〜い象足が即スッキリ!むくみをすぐ解消する方法