健康的な美しさのためには、バランスの良い食生活が欠かせません。美肌やダイエットというと、野菜や果物ばかりを意識しがちですが、良質のタンパク質と脂質も大切です。
40・50代からは、とくに意識して摂りたいのが「魚」です。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、手軽に魚が摂れるツナ缶のおすすめの食べ方をご紹介します。
■ツナ缶を食べるべき理由2つ
(1)良質のたんぱく質
タンパク質というと肉をイメージしますが、部位や種類によっては魚のほうが多くのタンパク質が含まれています。
年齢とともに、筋肉量が減り代謝が落ちてしまいますから、消化の良いタンパク質をしっかり摂って、筋肉を保つことは、代謝アップにかかせません。
乳製品や肉に比べ、魚のタンパク質は、消化されやすいという特徴を持っています。
どんなに含有量が高くても、食べた全てのタンパク質が消化吸収されるわけではありませんから、吸収率の良い魚は良質のタンパク源といえます。
(2)良質の脂質
魚には、血液サラサラでおなじみのDHAやEPAが多く含まれています。
血液の流れを良い状態に保つことは、美容と健康の要です。
身体のすみずみまでしっかりと血液が流れることで、冷えやむくみの改善、美肌作りにも役立ちます。
■ツナ缶と合わせて効果アップの食材3つ
(1)大葉や茗荷
大葉や茗荷などの夏の香味野菜には、体内の余分な熱を体外に放出する働きがあります。
暑い夏は、ついつい冷たいものを食べがちですが、冷たいものは胃腸を冷やすため、夏の胃腸の不調の一因ともなってしまいます。
ツナ缶とも相性の良い夏の香味野菜を合わせて、胃腸の夏バテを予防しましょう。
(2)タマネギ
タマネギは、東洋医学では気の流れを整える働きのある食材とされています。
夏は、暑さから気の流れも滞りがちです。気の流れが滞ると、胃腸の働きも悪くなり、下痢や便秘といったお腹のトラブルを引き起こします。
また、タマネギにはオリゴ糖や食物繊維という善玉菌のエサとなる成分も含まれていますから、みじん切りや、スライスしたタマネギを合わせれば、腸活にも役立ちます。
(3)ヨーグルト
腸活食材の代表選手でもあるヨーグルト。マヨネーズの代わりにヨーグルトを使うと、より腸活に役立つツナ缶になります。
ヨーグルトのさわやかな酸味も、魚介とよく合います。
手軽に、良質のタンパク質と良質の脂質が摂れるツナ缶。ぜひ、活用してみてくださいね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※魚肉たんぱく – 鈴廣 魚肉たんぱく研究所