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トマトよりも美肌効果大!?ミニトマトの効果的な食べ方

管理栄養士
今井尚美

美肌効果が高い食べ物は数多くありますが、なかでも「ミニトマト」の美肌効果は抜群です。実は、トマトよりも栄養価が高いのです。

ミニトマト

管理栄養士の筆者が、ミニトマトの美容効果を上げる食べ方をご紹介します。

■美肌作りにおすすめの「ミニトマト」のパワー

ミニトマトに含まれる栄養素のなかで美肌効果にすぐれているのは、「βカロテン」「ビタミンC」「リコピン」です。

美肌効果が高いミニトマトは夏に美味しく食べられるため、ぜひ意識して食事に取り入れましょう。

βカロテン

βカロテンは体内で「ビタミンA」に変換され、皮膚の新陳代謝を高める働きがあります。

肌が荒れたとしても、新陳代謝によって肌細胞が新しく生まれ変われば、美しい肌を保つことができます。

ビタミンC

ビタミンCも、βカロテンと同様に美肌効果が期待できます。肌にハリや弾力を与える「コラーゲン」の生成を促す働きや、シミの原因となる「メラニン色素」の沈着を制御する働きがあります。

βカロテンとビタミンCは、実は一般的な大きさのトマトよりもミニトマトに豊富に含まれていることも特徴的です。それぞれ、一般的な大きさのトマトより約2倍もの量が含まれています。

リコピン

ミニトマトには、リコピンも豊富に含まれています。リコピンには強い抗酸化作用があり、血液・血管の酸化を制御して血流を改善する働きがあります。

血流が良くなることで新陳代謝が活発になると、肌トラブルの予防にもつながります。

■ミニトマトの美肌効果を高める食べ方3つ

(1)スムージーにする

ミニトマトに豊富な「リコピン」は、生で摂取するよりも潰した状態や加工された状態の方が、体内への吸収率が高いといわれています。そのため、スムージーにして摂取するのがおすすめです。抗酸化作用がある「アントシアニン」を含むブルーベリーと組み合わせても美味しいですよ。

また、リコピンは脂溶性であるため、脂質を含む牛乳とスムージーにしても◎。トマトの味が苦手という方でも飲みやすいドリンクになりますよ。

リコピンの吸収率は朝に高くなるという研究報告があるため、ぜひ朝食に飲んでみてください。

(2)にんにくと炒めて食べる

生で食べることが多いミニトマトですが、炒める方法も試してみてください。カゴメの研究によると、トマトとにんにく、玉ねぎ、油を一緒に加熱すると、リコピンが体内に吸収されやすい構造に変化するのだそう。

そのため、ミニトマトと玉ねぎのガーリック炒めなどのメニューがおすすめです。ミニトマトは炒めることで甘みや旨みが増すため、美味しくいただけますよ。

また、ミニトマトと玉ねぎのマリネにオリーブオイルを回して食べても良いでしょう。ミニトマトとにんにく、玉ねぎ、油の組み合わせを意識することが大切です。

(3)麹と組み合わせる

美肌効果を上げるためには、麹と組み合わせることもおすすめです。

麹に含まれる「コウジ酸」には、メラニン色素の生成を抑える働きがあるため、シミやそばかすの発生を防ぐ効果が期待できます。さらに、抗酸化作用もあるため、肌老化対策に役立ちます。

米麹から作られた“甘酒”には麹が豊富に含まれるため、ミニトマトの甘酒マリネやミニトマトと甘酒のスムージーなどにしていただきましょう。

せっかくミニトマトを食べるのであれば、効果的に食べたいですよね。ご紹介した3つの食べ方はいずれも簡単に取り入れることができるため、ぜひ試してみてくださいね。

(フリーランス管理栄養士 今井 直美)

 

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【参考】
~カゴメ・名古屋大学 共同研究~ トマトに含まれるリコピンの構造変化(トランス体からシス体)を促進する新事実を発見 トマトをにんにくやたまねぎ、油と一緒に加熱することで、おいしさだけでなく、 リコピンが体内に吸収されやすくなることが期待できる(PDF) – カゴメ

オススメは朝or夜?トマトの栄養リコピンを効率良く摂る方法 – カゴメ

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