「気がつけばお腹がぽっこりしてから数年が経ち、お腹まわりのラインが出ないゆったりした服を着ている」という方は多いのではないでしょうか。
お腹がぽっこりするのには様々な背景があり、放置すると健康への悪影響につながる場合もあります。

「運動は苦手」「どこから手をつけていいかわからない」という方のために、エステティシャンの筆者が、ぽっこりお腹を引き締める、最初の一歩になりうるお腹痩せマッサージをご紹介します。
■「内臓下垂」を改善するエクササイズ
ぽっこりお腹の原因のひとつとして、内臓脂肪、皮下脂肪の他に、「内臓下垂」も考えられます。
年齢を重ねたり、姿勢を支える筋肉が衰えたり、姿勢が悪かったり、生活習慣が乱れたりすることから、内臓が本来の位置よりも下に下がってしまい、下腹などがぽっこりと出てしまう状態です。
内臓下垂を改善するエクササイズをご紹介します。

(1)仰向けになった状態で膝を立てます。そのまま、膝を床につけるよう開いていきます。

(2)膝を開いた状態で腰を上に突き出してあげましょう。便秘の方や、内臓下垂がある方は、お腹が重い感じが出る人もいるかもしれません。1分キープしていきましょう。きつい人はできる範囲でOKです。
なお、膝や足首、腰が悪い人は、無理のない範囲で行ってください。脚を開くのが難しい人は、膝を立てた状態から、膝を床につけずにそのまま腰を上げるだけでもOKです。
■「便秘改善」ガス抜きのポーズ
ぽっこりお腹の原因のひとつ、便秘にアプローチしていきます。
「便秘というほどではない」という方の場合も、ガスが溜まっているとお腹が張った感じがでてしまいます。

(1)仰向けになり、膝を抱えてお腹をぎゅっと縮めていきます。
(2)鼻から吸ったときにしっかりお腹をふくらませて、口からゆっくりと息を吐きます。
(3)なるべく長くゆっくりと吐きながらお腹を凹ませていきます。
(4)リラックスした状態で、ゆっくり呼吸していきます。
(5)1分間を目安に行いましょう。「気持ちいい!」と思えるなら、もっと長く行ってもOKです。
■腸内を元気に!「便秘改善」マッサージ
続いて、同じく「便秘」対策になるマッサージをご紹介します。

(1)仰向けの状態で、腸の形に沿って、右側の下腹部から右助骨に向かって優しく揉んでいきます。
(2)次に右肋骨から左肋骨に向かって優しく揉み、最後に左肋骨から左下腹部に向かって優しく揉んでいきます。
手が疲れる、お腹が硬すぎるなど「揉む」のが難しい場合は、両手を重ねて指の腹でイラスト◯の部分から次の◯部分へ優しく圧迫を繰り返します。
1分程度、優しく痛くない範囲で、ゆっくりと行いましょう。
便秘がひどい人は、上記のマッサージを、円を描くように大きく丸く、「の」の字を書くようにつづける動きも合わせてやってみてください。
特に女性はお腹まわりのお肉がつきやすく、落ちにくいといわれています。即効性は感じなくても、身体は何歳になっても行動の結果が必ず反映されます。行動の目的の結果も反映されます。まずはできることから始めてみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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