気がつけば、深く長くなっているほうれい線。
年齢と共に深くなる部分もありますが、実は、疲れや生活習慣によって目立つことも多いのです。
エステティシャンの筆者が、ほうれい線まわりの緊張をとり、ほうれい線の進行を予防する、「ながら」でできる簡単マッサージをご紹介します。
■ほうれい線まわりの緊張をとる!簡単マッサージ
(1)側頭筋の疲れと張りをほぐす
まずは、側頭筋の疲れと張りをほぐしていくマッサージを行いましょう。
側頭筋は、食いしばりや噛みしめ、目の疲れなどで張りや疲れが出る場所です。側頭筋が張ったり凝ったりすると、ほうれい線と関連のある頬の筋肉が下がりやすくなるため、まずはここをほぐしていきます。
ゲンコツをして、第二関節あたりをこめかみ〜耳の上のあたりに当てて、上に持ち上げるようにマッサージしてください。
痛気持ち良いくらいの強さで1分ほど行いましょう。頬やほうれい線の引き上げだけでなく、目元もパッチリしますよ。
(2)凝りをケアして関連筋を引き上げる
耳の付け根あたりに親指の腹をあてて、上に引き上げるように円を描きます。
1カ所10回程度で、耳の前から少しづつ親指の位置をずらして、耳のてっぺんあたりまで行いましょう。
メガネの縁や、マスクの紐の負担で凝っている場所です。
ほうれい線に関連する頬の筋肉にアプローチできるのでしっかりと引き上げていきましょう。
(3)ほうれい線のスタート地点を舌でマッサージ
ほうれい線の始まりの部分(小鼻の下あたり)、上顎の歯茎と頬肉の間を舌でなぞるように押し出します。
左20回、右20回を目安に。ほうれい線の始まり部分の溝を舌で伸ばすようなイメージでマッサージしましょう。
ほうれい線だけではなく、舌のトレーニングにもなるので二重顎改善や、フェイスライン引き締めにも効果的です。
■ほうれい線対策マッサージを習慣に
できれば(1)〜(3)を朝晩、2セット行ってみてください。TVを見ながらなど、“ながら”でもできるのでぜひ習慣化しましょう。
また、疲れていたり面倒だったりするときは、どれかひとつだけでもやってみてください。
食いしばりがある人は(1)を最優先に、普段人と話す機会が少ない人は(3)を優先してやってみるのがおすすめです。
気になるほうれい線は筋肉のおとろえの溝なので、継続すれば目立たなくしていくことも可能です。一緒にケアしていきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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