加齢とともに失われる肌のハリやツヤ。改善したいと考えるのは自然なことです。
エステティシャン歴20年の筆者が、40、50代におすすめの顔マッサージをご紹介します。
■顔の血流を改善して若返る!肌の悩みを解消する方法
年齢とともに、顔の血流が悪くなり、肌のハリやツヤが失われてしまうことはよくあることです。
しかし、顔の血流を改善することで肌の新陳代謝を促進し、シワやたるみを予防し、くすみを軽減すれば、若々しい印象にすることができます。
■顔マッサージをする前に注意すべき点
顔の肌は、体の肌に対して薄くデリケートです。特に目の周りは、やさしく手入れをする必要があります。
顔をマッサージする際には極力“摩擦”を抑えるのが鉄則です。マッサージクリームやオイルを十分に塗布してから、マッサージを行ってください。
マッサージを行う際には、中指と薬指の腹の部分でやさしく滑らせるように動かします。人差し指や親指は必要以上に力が入りがちなので、顔のマッサージではなるべく使わないようにしましょう。
■見た目が若返るマッサージの手順
以下にご紹介するように、番号の順番に、両手の中指と薬指の腹の部分で左右の手で行ってくださいね。
(1)首
下からアゴに向かって引き上げるような感覚で、中指と薬指の腹の部分で、左右の手を交互に20回ほど滑らせてください。
(2)アゴ中心~耳下腺
アゴの中心部から耳たぶの下(耳下腺)へ流すような感覚で、中指と薬指の腹の部分で、左右の手を交互に10回ほど滑らせてください。
(3)鼻下~耳下腺
鼻の下の中心(人中)から耳たぶの下(耳下腺)へ流すような感覚で、中指と薬指の腹の部分で、左右の手を交互に10回ほど滑らせてください。
(4)小鼻脇~耳穴脇
小鼻の脇から頬骨に沿って耳穴の脇部分へ引き上げるような感覚で、中指と薬指の腹の部分で、左右の手を交互に10回ほど滑らせてください。
(5)小鼻上脇~こめかみ
小鼻の上の脇からこめかみに向かって引き上げるような感覚で、中指と薬指の腹の部分で、左右の手を交互に10回ほど滑らせてください。
(6)目頭~こめかみ
目頭から目の下部分をこめかみに向かって引き上げるような感覚で、中指と薬指の腹の部分で、左右の手を交互に10回ほど滑らせてください。
目の周りは肌が薄くデリケートなので、やさしくゆっくり行いましょう。
(7)目の脇
目の脇を引き上げるような感覚で、中指と薬指の腹の部分で下から上に向かって、左右の手を交互に10回ほど滑らせてください。
(8)眉下
眉の下を目頭からこめかみに向かって、中指と薬指の2本の指では範囲が広いので、中指の腹の部分で、左右の手を交互に10回ほど滑らせてください。
目の周りは肌が薄くデリケートなので、やさしくゆっくり行いましょう。
(9)目頭脇~鼻筋下
目頭の脇から鼻筋を上から下に向けて、中指の腹の部分で、左右の手を交互に10回ほど滑らせてください。
(10)額中心
眉間から上に向かって引き上げるような感覚で、中指と薬指の腹の部分で、左右の手を交互に10回ほど滑らせてください。
(11)額中心~こめかみ
額の中心部からこめかみに向かって流すような感覚で、中指と薬指の腹の部分で、左右の手を交互に10回ほど滑らせてください。
定期的に見た目が若返るマッサージ方法を取り入れることで、顔の血流がアップし、若々しい印象を保つことが可能です。ただし、マッサージの際には肌に負担をかけないよう、適度な力加減とケアを心がけましょう。自分自身へのケアタイムとして、楽しみながら取り組んでみてくださいね。
(エステティシャン・アロマ師 生出 和恵)
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