あっさりとした味わいで、暑い夏に食力が減退したときにでもおいしく食べられる鶏肉。普通に食べてもおいしいですが、いつも同じでは飽きてしまいますね。料理研究家である筆者イチオシなのが、フルーツとの組み合わせ。その淡白な風味と味わいから、実は相性抜群なのです。これから迎える夏本番には、フルーツと鶏肉を合わせたさっぱりいただける鶏料理がオススメ! そこで今回は「鶏肉と料理するとおいしいフルーツ」を4つご紹介いたします。
■1:ほどよい酸味で夏バテにも◎!パイナップル
酢豚でもおなじみのパイナップルは、お肉を柔らかくジューシーにする働きが期待できます。鶏肉との相性は特によく、パサパサとした食感に陥りやすい鶏むね肉を、しっとりとジューシーに仕上げます。ほどよい酸味が食欲を誘うので、まさに夏バテ防止のすぐれものの一品です。
■2:おいもの感覚で使ってみて!バナナ
料理に使用することになじみのない方も多くいらっしゃるかもしれませんが、南国の料理ではバナナと鶏肉は定番中の定番。まろやかな甘味が、鶏肉の味わいを引き立ててくれます。まだ固めのバナナを、お芋のように使用するのがオススメです。
■3:ソースでも炒めてもおいしいアボカド
パサパサしがちな鶏むね肉と、しっとりとまろやかな舌触りのアボカドとの相性は抜群! 「森のバター」とも呼ばれるアボカドが、優しく鶏肉を包み込み、食感だけでなく味わいにも深みが生まれます。炒め物にしてもソースにしてもおいしくいただけますが、さっぱりとサラダにするのもオススメです。
■4:ソースで旨みを引き立たせる!ドライプルーン
ドライフルーツのプルーンをソースに使うと、鶏肉の旨味がぎゅっと凝縮されて引き立ちます。フルーツソースの醍醐味である「ほどよい酸味と甘味」が、鶏肉のジューシーさや旨味を引き出すのはもちろん、まるでコトコト長く煮込んだかのような、深いコクを生み出します。
いかがでしたか? 今回ご紹介したフルーツは、どれもスーパーマーケットで購入することができます。メジャーなものばかりですから、すでにご家庭に常備されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。これから到来する暑〜い夏本番を、さっぱりとおいしい「フルーツ×鶏肉」料理で乗り切っていただければ幸いです。
(料理研究家 オガワチエコ)
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