今年の夏は、久々に旅行や行楽に出かけて、「食べ過ぎてしまった」という方も多いのではないでしょうか?
オーバーしたカロリーは、脂肪として蓄積する前に調整することが大切です。早めに摂り過ぎた分を消費しましょう。
栄養士・ヘルシー料理研究家の著者が、美味しく食べて痩せ体質に導くスープレシピをご紹介します。
■スープはダイエットの救世主
「痩せたいけれど、つらい食事制限はやる気が出ない……」
そんな時にオススメの食べ物がスープです。どんな点がダイエットに良いのか見てみましょう。
腹持ちが良い
スープは水分と一緒に摂るので、満足感が得られやすい料理です。
食物繊維の多い具材を入れると、より腹持ちが長続きしやすくなります。
野菜がたくさん摂れる
野菜は加熱すると体積が小さくのなるので、生野菜では難しい量でも自然と食べることができます。
代謝アップ
身体が冷えると代謝が落ちてしまいますが、スープは体を温める働きがあります。
高タンパク質の食材や香辛料を使うと、さらに代謝アップが期待できます。
■簡単に作れる「痩せスープ」3選
手軽に作ることができる「痩せスープ」を3つご紹介します。
いつものご飯にスープをプラスするだけでもいいですし、短期で頑張りたい方なら、週末の夕食をスープに置き換えてみるのも良いでしょう。
(1)緑黄色野菜と鶏ささみのミネストローネ
材料(2人分)
玉ねぎ 120g
かぼちゃ 40g
にんじん 40g
ピーマン 1個
ニンニク 1かけ
鶏ささみ 1本
オリーブオイル 小さじ2
トマト缶 200g
水 400ml
顆粒洋風だし 小さじ1
白ワイン 小さじ2(無ければ料理酒でも可)
砂糖 小さじ1/2
塩 小さじ1/4
ローリエ 1枚
こしょう 少々
作り方
(1)玉ねぎ、かぼちゃ、にんじん、ピーマンはそれぞれ1cm程度の角切りにします。ニンニクはみじん切りにします。
(2)鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけます。香りが立ってきたら中火にして、玉ねぎ、かぼちゃ、にんじん、ピーマンも加えて、しんなりするまで炒めます。
(3)水、顆粒洋風だし、トマト缶、砂糖、塩、ローリエを加え、煮立ったら弱火に落として15分ほど煮込みます。
(4)鶏ささみは筋を除き、耐熱容器に入れ、白ワインで下味をつけます。上からふんわりとラップをかけ、500wの電子レンジに2分かけます。(火が通るまで)
(5)鶏ささみの粗熱がとれたら、手で細かく割き、(3)に加えます。最後に、塩、こしょうで味を整えます。
(2)生姜香る根菜のスープ
材料(2人分)
大根 60g
ごぼう 40g
しょうが 5g
青ネギ 10g
だし汁 400ml
ごま油 小さじ1
味噌 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
みりん 小さじ1
塩 小さじ1/8
作り方
(1)ごぼうは皮をこそげ落とし、斜め薄切りにして水にさらします。大根はいちょう切りにします。しょうがは皮を除いてすりおろします。青ネギは小口切りにします。
(2)鍋にごま油を入れて熱し、水気を切ったごぼうと大根を加えて全体がしんなりするまで炒めます。だし汁、しょうゆ、みりんを加え、弱火でごぼうが柔らかくなるまで煮ます。
(3)完成直前に味噌を溶き入れ、塩で味を整えます。器に盛り付け、上から青ネギを散らします。
(3)豆腐とキムチのスープ
材料(2人分)
絹ごし豆腐 1/2丁
キムチ 60g
玉ねぎ 40g
ニラ 20g
にんじん 20g
溶き卵 1/2個分
水 400ml
しょうゆ 小さじ1
顆粒鶏がらスープの素 小さじ1
水溶き片栗粉(片栗粉 小さじ1/2、水 小さじ1)
作り方
(1)玉ねぎは薄切り、ニラは4cm程度の長さ、にんじんは1cm幅の拍子切りにします。豆腐は2cm角に切ります。
(2)鍋に水、鶏がらスープの素、玉ねぎ、にんじんを入れて火にかけます。にんじんが柔らかくなったら、豆腐、キムチ、ニラを加えます。
(3)再度煮立ったら、水溶き片栗粉でとろみをつけ、溶き卵を入れて火を通します。お好みでしょうゆを加えて調味して下さい。
ダイエット中に多くのメリットが期待できる「痩せスープ」レシピをご紹介しました。ダイエット中でも美味しく栄養を摂れるので、ぜひ日々の食事に取り入れてみてくださいね。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
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