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痩せたいなら食べて!痩せる「夜スープ」3つ

美養フードクリエイター
岩田 まなみ

温かいスープが美味しい季節ですね。

スープは、具材から溶け出した栄養もしっかり摂ることができるため、滋養によいだけでなく、具材を工夫すればダイエットサポートも期待できます。

痩せたいなら食べて!痩せる「夜スープ」3つ

美容と健康に役立つ食スタイルを提案して20年の美養フードクリエイターである筆者が、夜に食べることでダイエットサポートが期待できるスープを3つご紹介します。

■夜に食べたい!ダイエットスープ3つ

質の良い睡眠は、大切な休息の時間であるとともに、効果的なダイエットのためにも欠かせないものです。

寝る前の食事となる夕食に、質の良い睡眠に役立つスープを摂ると、ダイエットにもつながります。

夜におすすめのスープを3つご紹介します。

(1)ポタージュスープ

野菜は、どんなものであってもビタミン、ミネラル、ポリフェノール、食物繊維などの美容と健康に役立つ栄養素が含まれています。

ただし、不溶性食物繊維は消化が遅いため、夜にたくさん食べてしまうと、就寝時間までに胃が空になっていないことがあります。

胃に食べ物が入った状態では、寝ている間も胃腸が働かなければならなくなり、睡眠の質が下がってしまいます。

質の良い睡眠をとることで、心と身体が一日の疲れを癒し、臓器が本来の機能を果たすことで代謝の良い太りにくい身体を作ることができます。

ですから、夜に食べるスープは、野菜がゴロゴロはいっているスープやお味噌汁ではなく、野菜をミキサーにかけて消化を良くしたポタージュスープを選びましょう。

(2)シジミのお出汁

シジミに多く含まれるアミノ酸「オルニチン」には、睡眠中の成長ホルモンの分泌を促す効果が期待されています。

成長ホルモンは、細胞の生まれ変わりを助けたり、脂肪を燃焼させてエネルギーを生み出したりする働きもあり、ダイエットはもちろん美肌作りにも欠かせないホルモンです。

シジミを冷凍することで、オルニチンの含有量が約8倍にアップするそうですから、夜は冷凍シジミを使ったお澄ましお味噌汁を飲むとよいでしょう。

(3)すりおろし生姜入りスープ

冷え取り食材としてもおなじみの生姜。生の生姜を食べると、汗が出て身体が温まった体感があると思います。

生の生姜は、手足などの抹消部を温める働きがありますが、反面、深部体温を下げています。

東洋医学でも、生の生姜を生姜(ショウキョウ)、加熱乾燥した生姜を乾姜(カンキョウ)と呼び、生の生姜は、体内の熱を体外に発散させる作用のある食材に分類されています。

眠くなると手足が温かくなるのは、身体が抹消部の血管を広げて熱を抹消部に運び深部体温を下げているからです。

この状態を作ってくれるのが生の生姜です。

質の良い睡眠は代謝の良い身体作りにつながりますから、寝つきが悪いと感じている方は、どんなスープでもかまいませんので、生の生姜をすりおろしたものを加えてみましょう。

睡眠は、身体にとって大切な休息の時間。質の良い眠りをサポートするスープを飲んで、代謝の良い身体作りをサポートしたいですね。

(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)

 

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【参考】
シジミを冷凍すると? – オルニチン研究会
研究13:成長ホルモン分泌促進効果の検証 – オルニチン研究会

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