トマトといえば、ダイエットにも美肌作りにも役立つ美的栄養素を含み、若々しさを保つ働きも期待できる食材です。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、缶詰やジュースも活用する、手軽なトマトのアンチエイジング作用を高める食べ方をご紹介します。
■強い抗酸化作用で若々しいツヤ肌に
トマトに含まれているリコピンには、肌細胞を傷つけて老化を促進させる活性酸素を除去してくれる、高い抗酸化作用があります。
皮膚のターンオーバーが正常になることで、肌のハリやうるおいがキープされ、みずみずしいツヤ肌が育ちます。
■贅肉のない、スッキリした美ボディへ
リコピンには血流改善作用による代謝アップも期待できるため、脂肪の蓄積を防いで若々しく美しいボディラインを作る働きも。
痩せたいときには心強い成分なのです。
■40・50代に食べてほしいトマトのアンチエイジングレシピ
(1)トマトと新玉ねぎのマリネ
トマトのリコピンは、オイルと一緒に摂ると吸収率がアップします。
オリーブオイルを使ったシンプルなマリネをご紹介します。新玉ねぎで血液サラサラ作用も。
材料(2~3人分)
トマト 2個
新玉ねぎ 1/4個
オリーブオイル 大さじ2
酢 小さじ2
塩 小さじ1
ブラックペッパー 適宜
作り方
(1)トマトはへたを取って1cmほどの輪切りにし、新玉ねぎはみじん切りにしておきます。
(2)ボウルにオリーブオイル、酢、塩、ブラックペッパーを入れてよく混ぜ合わせておきます。
(3)(2)に(1)を加えてよく和え、冷蔵庫で1時間程度冷やし、味をなじませれば完成です。
(2)万能トマトソース
リコピンは、加熱することでさらに吸収率がアップします。
買い置きができる水煮缶を使った、肉や魚、蒸し野菜やパスタ、ピザソースなど、幅広く使えて作り置きにも向く簡単なトマトソースのレシピをご紹介します。
材料(作りやすい分量)
トマト水煮缶(ホールでもカットでも) 1缶
にんにく 1かけ
オリーブオイル 大さじ2
はちみつ 小さじ1
塩 小さじ1
ドライパセリ 適宜
作り方
(1)にんにくはみじん切りにしておきます。
(2)オリーブオイルをフライパンに流し(1)を加え、弱火で焦げないように炒めていきます。
(3)にんにくの香りが立って来たらトマトの水煮缶を加え、つぶしながら引きつづき弱火で焦げつかないように炒めていきます。
(4)10分ほど炒めてとろみがついてきたところで、はちみつと塩を加え、ひと煮立ちさせれば完成です。仕上げにドライパセリを振ってどうぞ。
(3)トマトと卵のレンジスープ
朝食に向く、トマトジュースを使った時短レシピです。
卵でたんぱく質も摂れ、しょうがで朝からからだもぽかぽかに。小腹が空いたときの間食にもおすすめですよ。
材料(1人分)
トマトジュース 200ml
卵 1個
しょうが 1かけ
顆粒コンソメ 小さじ1
オリーブオイル 小さじ1/2
塩 適宜
粉チーズ お好みで
作り方
(1)しょうがはすりおろしておきます。
(2)耐熱カップにトマトジュース、卵を入れ、しっかりとよく混ぜ合わせます。
(3)(2)に(1)、オリーブオイル、顆粒コンソメ、塩を入れてよく混ぜ合わせ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で2分ほど加熱します。卵に火が通っていれば完成です。仕上げにお好みで粉チーズを振っても◎。
「トマトが赤くなれば医者は青くなる」ということわざ通り、トマトには健やかさと若さをかなえてくれる力がみなぎっています。さまざまな食べ方が楽しめ、飽きないのも魅力のひとつ。どうぞ毎日の食卓に取り入れてくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※トマト – わかさ生活
※リコピン – わかさ生活
※オススメは朝or夜?トマトの栄養リコピンを効率良く摂る方法 – カゴメ