「体重は落ちたけれど、脚は痩せない」「スクワットをしているのに、脚痩せしない」などと悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
実は、脚が痩せない人には共通した特徴があります。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、脚が痩せない人の代表的な特徴3つと、対策となるエクササイズをご紹介します。
■脚が痩せない人の特徴3つ
脚が痩せない人の特徴は、猫背になっていること、腰のハリが気になっていること、そしてピーマン尻であることです。
この3つがなぜ脚を痩せにくくしているのかについて解説し、対策エクササイズを紹介します。
(1)猫背になっている
何をしても脚が痩せない人の特徴のひとつは、猫背になっていることです。
姿勢の悪さが、脚の太さに悪影響を与えてしまうのです。
猫背は、背骨が正常よりも前方に強く丸まってしまっている姿勢です。
猫背になると、頭の位置や肩甲骨、骨盤の位置などにずれが生じて、姿勢を保つのに余計な力が必要になります。
そのため、立ったり歩いたりするときに下半身で余計な力を発揮させなければいけません。
それにより、太ももやふくらはぎの筋肉が過剰に使用されて発達します。このようにして脚が痩せにくくなってしまうのです。
猫背改善のためのストレッチ
(2)腰にハリがある
腰にハリがある人も、脚が痩せにくくなっていると考えられます。
理由は、反り腰になっている可能性があるからです。
反り腰とは、猫背と逆に、背骨が過剰に反り返った状態を指します。正常な範囲よりも反り返っているため、腰に負担がかかり、腰の筋肉が緊張してハリや痛みにつながります。
反り腰では、姿勢を保つのに余計な力が必要になります。太ももの筋肉も余計な力が入り、太くなってしまいます。
反り腰は一見すると良い姿勢ですが、脚を細くする観点からはあまり良い姿勢ではありません。
改善するには、腰の筋肉をリラックスさせる必要があります。
腰のハリ改善のためのエクササイズ
(3)ピーマン尻である
お尻が下がり脂肪が目立つ、いわゆる「ピーマン尻」の人も、脚が痩せにくい体になっているかもしれません。
お尻の最も外側にあり、骨盤を覆うように存在する大臀筋は、骨盤を正しい位置に調整し良い姿勢に保ったり、歩くときなどに使われたりする筋肉です。
しかし、大臀筋が衰えてくると骨盤の位置がズレて姿勢が悪くなったり、歩いている時に太ももやふくらはぎの筋肉を過剰に使ったりして、脚が痩せにくくなってしまうのです。
ピーマン尻は大臀筋が衰えてきたサインです。ですから、普段から大臀筋をしっかりと鍛えると良いでしょう。
ピーマン尻改善のためのエクササイズ
食事や脚のエクササイズを頑張ってもなかなか成果が出ない人の原因は、体重や脚の脂肪ではないかもしれません。姿勢や体の使い方にアプローチをして、美しいレッグラインを手に入れましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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