秋の味覚「サンマ」の美味しい季節になりましたね。血液サラサラでお馴染みのEPAやDHAは、血管と血液の健康を守るだけでなく、瞳とお肌を乾燥から守りダイエットのサポートにもなる頼もしい成分です。乾燥の秋、食欲の秋、サンマを食べてトータルケアしてみませんか? 塩焼きだけじゃもったいない、サンマをもっと楽しむレシピ2つをご紹介します。
■サンマを食べるべき理由 3つ
(1)瞳を守る
サンマの油の主成分であるDHAやEPAは目の網膜の脂肪酸の約半分を占めています。実際、EPAやDHAなどのオメガ3系脂肪酸の摂取量が多い人ほどドライアイの発症が少ないこともわかっていますから、瞳が乾燥しやすい方は、毎日食べたいですね。
(2)お肌を守る
空気が乾燥してくると、お肌も乾燥に傾きがち。乾燥したお肌はバリア機能が弱まってしまうため、衣服のスレやホコリなどの刺激に弱くなってしまいます。DHAとEPAは、アレルギーを引き起こす酵素の働きを抑えて、痒みや炎症を抑える働きがありますから、季節の変わり目、肌荒れが気になる方にもおすすめです。
(3)ダイエットのサポートに
通称“痩せホルモン”とも呼ばれる「GLP-1」は、食べものを認識して腸から分泌されるホルモンです。インスリンの働きを高める作用のほか、食べたものを胃からゆっくりと移動させる働き、満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きもあり、ダイエット効果も期待されるホルモン。EPAには、このGLP-1の分泌を促す働きがあるため、ダイエットのサポートにもなります。
・サンマとトマトのグリル
<材料>
サンマ 1尾
プチトマト 3個程度
オリーブオイル 小さじ1
大葉・レモン お好みで
<作り方>
1.三枚におろしたサンマに塩をして、食べやすい大きさに切ります。
2.耐熱容器に、サンマと半分に切ったプチトマトを並べ、オリーブオイルをかけてグリル(トースターでもOK)で10分程度焼きます。
3.お好みで大葉を添え、レモンを絞って出来上がり。
・サンマで作るボロネーゼ
<材料>
さんま 1尾
オリーブ 50g
ニンニク 1個
フルーツトマト 6個(小さ目)
生パスタ 100g
塩 適量
<作り方>
1.フルーツトマトは湯剥きにし、6等分に切ります。
2.三枚におろしたサンマを、フードプロセッサーでミンチにします。
3.ニンニクをみじん切りにし、オリーブオイルで炒め、香りが出てきたらトマトを加え、とろみが出るまで弱火で煮込みます。
4.3にサンマのミンチを加え、火を通し、仕上げにオリーブを加え、塩で味を調えます。
5.茹でたパスタを加え、和えて出来上がり。
塩焼き以外にもいろいろ楽しめるサンマレシピ。ぜひ作ってみて下さいね!
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
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【参考】
※成分情報 DHA(ドコサヘキサエン酸) - わかさ生活
※成分情報 EPA(エイコサペンタエン酸) - わかさ生活
※目に潤いを与える!ドライアイにEPA - ニッスイ
※GLP-1の多様な作用 - ノボ ノルディスク ファーマ