食べ過ぎてしまったとき、ダイエットサポートが得られる飲み物を摂ることで、罪悪感を帳消しにできると嬉しいですよね。
管理栄養士の筆者が、食後に飲むことでダイエットサポートがのぞめる飲み物を、複数ご紹介します。
■食べ過ぎた後は●●な飲み物がおすすめ!
食べ過ぎてしまったときは、罪悪感を抱くものです。とくにダイエット中だと、なおさら気持ちが重くなりますよね。
そんな時は、糖質や脂肪の吸収を抑える働きがある飲み物を飲みましょう。
糖質や脂肪の吸収を抑えられると、体脂肪が蓄積しにくくなるため、太るのを防止できる可能性があります。
ただし、飲み物自体の糖質や脂質、エネルギー量が多いと意味がないため、注意が必要です。
■栄養士おすすめ◎食後に飲んでダイエットサポートがのぞめる飲み物4つ
食後におすすめの飲み物を4つ、ご紹介していきましょう。
(1)コーヒー
コーヒーには、ポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」や「カフェイン」が含まれています。
クロロゲン酸には中性脂肪の蓄積を防ぐ働きがあり、カフェインにはエネルギーを熱として放出することで体内に脂肪がつくのを防ぐ働きがあるのだそう。
食後にコーヒーを飲むことで脂肪の蓄積を防ぎ、ダイエットサポートが得られるでしょう。
焙煎度が浅く、ドリップ式で淹れたコーヒーほどクロロゲン酸の含有量が高いといわれているため、効率的にダイエットサポートを得たい人は「浅煎りでドリップ式」を意識してみてくださいね。
(2)ルイボスティー
ルイボスティーに含まれる「アスパラチン」という成分には、高血糖を予防する作用があるのだそう。
特に食べ過ぎた後は血糖値が急激に上がりやすいですが、急激な血糖値上昇は過剰なインスリン分泌を引き起こすおそれがあります。
インスリンは血糖値を元に戻す作用だけでなく、余分な糖を脂肪として体に蓄積させる働きもあるため、ルイボスティーを飲むことで食後の高血糖を予防して体脂肪の蓄積を防ぎましょう。
ルイボスティーには抗酸化作用もあり、アンチエイジング作用も得られて一石二鳥ですよ。
(3)豆乳
豆乳に含まれる「大豆サポニン」には、腸において糖と脂肪の吸収を抑制し、脂肪の蓄積を抑える働きがあります。
さらに、血流を改善する作用もあり、代謝を上げる働きも期待できます。
豆乳は、牛乳よりも低カロリー・低脂質で、基礎代謝を上げるために欠かせないタンパク質も豊富なため、食後の飲み物にもぴったりですよ。
コーヒーを飲むときにプラスしても良いですね。
(4)ウーロン茶
ウーロン茶には「ウーロン茶ポリフェノール」が含まれており、食品中の脂肪を分解・吸収するのを抑制する作用があるのだそう。
さらに、筑波大学の研究では、日中にウーロン茶を摂取すると、睡眠時の脂肪燃焼作用が高くなったという報告があります。
昼食や間食などを日中に食べ過ぎてしまったときの食後には、特にウーロン茶が適しているといえますね。
ウーロン茶ポリフェノールには抗酸化作用があり、美肌作用やアンチエイジング作用も得られるため、美容のためにも意識的に飲むことをおすすめします。
食後に飲むことで、ダイエットサポートが得られる飲み物をご紹介しました。食べ過ぎた後の罪悪感を少しでも軽くできると、ダイエットを継続するモチベーションが維持できるかと思います。ぜひ参考にしてくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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【参考】
※コーヒー中のクロロゲン酸量に及ぼす焙煎時間および抽出条件の影響 – 日本食生活学会
※サポニン – わかさ生活
※日中に烏龍茶を飲むと睡眠時の脂肪燃焼が促進される – 筑波大学