気になってはいるけれど、なかなか直すことのできない姿勢の悪さ……。その原因は、実は身体の内側「インナーマッスル」の弱さにあったのをご存知でしょうか。実は、現代人が忘れがちな「正しい呼吸」ひとつで、インナーマッスルを鍛え、身体の歪みを整えることができるようですよ。
■芸能人も成功した、最も健康的なダイエット?
インナーマッスルとは、「横隔膜」や「骨盤底筋群」などを支えるための筋肉のことですが、それを鍛えるために注目されているのが、呼吸法なのです。「おじぎ呼吸ダイエット」(朝日新聞出版) 著者の安ますみ先生によると、「インナーマッスルを鍛えるためには、姿勢を正すこと。姿勢を正すためには呼吸力を高めること」と、全てがひとつに繋がっているのだそうです。実際に先生のボイストレーニングを受け、身体のコンディションが変わった! という歌手や芸能人も多く、自然に10㎏のダイエットに成功した人もいるのだとか……!
■正しい呼吸、できてる?
1.いすに座り、手をひざの上に。上半身の力を抜きましょう。
2.みぞおちをへこましていきながら、鼻から息を吸います。
3.みぞおちを折るように、ゆっくり頭を下げながら、口から息を吐きます。
ポイントは、頭を下げる時に膝より前に出さないこと。小さいおじぎをするイメージです。もし、「みぞおちを折り曲げる」のが難しいようだったら、正しい呼吸が身についていない証拠。このチェック方法は、トレーニングにもなりますので、仕事の合間や夜眠る前などの習慣にするとよいでしょう。
■若返り効果に期待! 姿勢が変わると見た目も変わる
呼吸器の専門家からもお墨付きの、正しい呼吸法。お腹だけでなく背中や胸などの筋肉が使われるため、自然と身体は健康になり引き締まるのだそうです。その効果を維持するために安先生は、ハイヒールもおすすめしています。つま先で立つことによって、太ももや腰の筋肉が鍛えられ、下半身から正しい姿勢を保つことができるそうですよ。「ぽっこりお腹のせいでおばさん体型に見える」 、「猫背のせいで、まるでおばあちゃん」といった見た目が変われば、きっと若々しく見えるはず! ぜひ、心がけてみて下さいね。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※安ますみ著(2010)『おじぎ呼吸ダイエット』(朝日新聞出版)
※「ぽっこりおなか」をへこます呼吸法 – 日本経済新聞