夏は、エアコンの冷気や冷たいものを摂ることよって、身体の外側と内側から冷えが忍び寄ってきます。
体温が下がると、リンパや血行の流れが悪くなり、むくみやだるさなどを引き起こします。体温が1度下がると、免疫力は30〜40%下がると言われています。
自分の力で体温を上げるためには、筋肉を使うことが大切。走ったり階段を登ったりすると温かくなるように、筋肉を使うと熱が生まれます。
身体を動かす時間やスペースがない時も、顔の表情筋を動かすことは簡単にできます。表情筋を動かすと顔の温度が上がり、その熱は全身にも伝わっていきます。
これからご紹介する2つのポーズで表情筋を鍛えて、冷えから身を守り暑い夏を乗り切りましょう!
■「くちゃくちゃぱっのポーズ」
「アメとムチ」でいうと「ムチ」のポーズ。しっかりと筋肉に負荷をかけて行うことが重要です。
表情筋を甘やかさないように、思いきりポーズにトライして下さい。
効果
・血行やリンパの流れを促進させる。
・むくみの解消、予防。
・熱を生む。
やり方
1)鼻から息を吸って、口からシューッと音を立てて息を吐きながら、顔の全てのパーツを鼻に集めます。
2)息を吐ききったら、目と口をパッと開けて顔全体をストレッチします。その後、目と口をそっと閉じましょう。
顔がじんわりと温かく感じられれば、筋肉をしっかりと使えていたサインです。これを、2〜3回繰り返します。
■「ぬくぬくのポーズ」
「アメとムチ」でいうと「アメ」のポーズ。温かさを感じながら労わるような気持ちで、ゆったりと行いましょう。
効果
・顔全体を温める。
・リラックス効果。
・使った筋肉を休ませる。
やり方
1)両手をこすり合わせて、手の平が熱くなるのを感じます。
2)その熱を顔に移すように、顔の表面から少し離して、手の平をかざします。
3)手の平を移動させながら、顔全体にじんわりとした温かさを感じていきます。温かさが足りなくなった時には、再度、手の平をこすり合わせて、同様に顔にかざしていきましょう。
目が疲れていたり、凝っているところがあれば、そこを多めに温めて、ケアしてみてください。心地よいという感覚を大切に行いましょう。
身体の中が冷えて寒いと感じる時には、ポーズの前後に白湯を飲むとさらに身体が温まり、保湿にもなるのでおすすめです。
楽しみながら、2つのポーズを行ってみて下さいね。
(「顔ヨガ指導者養成講座」メイン講師 篠原 もとこ)
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