美肌効果に期待できるとして、米ぬかを配合したさまざまな化粧品が数多く発売されていますよね。日本では古くから親しまれていますが、どうしてお肌に良いとされているでしょうか。今回は、その秘密を探ってみました!
■身体の内外から美を手助け
米ぬかは、玄米を精米する過程で出る外皮や胚(はい)の粉で、スーパーや精米店などでも手軽に買うことが出来ます。白米を食べることが一般的に広まってきた江戸時代、銭湯では客にぬかやぬか袋を販売し、肌を磨くだけでなく髪をすすぐなど、全身のお手入れのために使われていたのだとか。米ぬかには、シミの原因とも言われるメラニンの生成を抑制して肌の水分を保つ「セラミド」や、紫外線カット効果が期待できる「フェルラ酸」が含まれているので、まさにエイジング世代向き。また新陳代謝を促すため、食品として摂取すると便秘や血行の改善にも効果的だそう。外側だけでなく、内側からも美容効果が実感できそうですね。
■全身の美肌・美白が期待できる「米ぬか風呂」
肌のくすみやシミなど、トラブルに悩むエイジング世代の味方になってくれそうな米ぬか。顔のお手入れだけでなく、かつてのように米ぬか風呂を体験してみるのはいかがでしょうか。方法はとっても簡単! 手ぬぐいのような薄い綿の布で袋を作り、その中に米ぬかを入れ、輪ゴムなどで縛ります。お湯の中に浮かべると出てくる白い汁は美容成分。背中など自分では手入れしにくい部分のケアにもなり、うれしいですね。調達が難しい場合は、米ぬか成分を配合した入浴剤などを使うのも簡単でおすすめですよ。
石鹸が一般に普及しはじめる明治時代までの長い間、日本人の素肌の美しさを支えてきた米ぬか。
美への探求心が、今に始まったことではないと感じる過去の女性たちの思いを感じながら、是非、みなさんも使ってみてはいかがでしょうか。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※成分情報 米ぬか – わかさ生活
※ぬか袋とは? – ニード化粧品本舗
※米糠からつくるフェルラ酸って何? – ~和歌山県工業技術センターを訪ねて~和歌山県総合情報誌「連」