「木枯らしが舞う時期に人恋しくなったり、物悲しい気持ちになるのはどうして?」と思ったことはありませんか?
東洋医学では夏から晩秋にかけてを、気持ちも変わりやすく、特に物悲しさを感じやすい時期と言われています。身体的には、皮膚や鼻が乾燥する、喉を痛めやすい、髪の毛がパサつく、便秘になるなど、乾燥による症状も出やすくなります。
今回は、今の時期におすすめの「乾燥を防ぎ、気持ちを上向きにするストレッチ」をご紹介します。是非、寝る前などに実践してみて下さい。
■水分補給で乾燥対策!気持ちも前向きになるストレッチ
「私、鬱かも?」と思ってしまうほど、気持ちが落ちやすいのは季節のせいだとわかったところで、安定した気持ちになる環境作りを始めましょう。
例えば、気持ちが上がるアップテンポな曲を聴く。ワクワクするような映画や本を鑑賞する。好きなアロマを焚く。ストレッチやヨガなどで気の巡りをよくするなどがおすすめです。
また、乾燥による肌荒れや便秘を解消するために、こまめな水分補給や水分を多く含んだ梨や大根、レンコンなどを摂って、普段から潤いのある生活を心がけてください。
では、実際に胸を伸ばし、呼吸を深め気の流れをよくし、さらに腸の動きもよくするストレッチをご紹介します。ご紹介する動作は、無理なく脇腹や脇の下などを伸ばすので、リラックス効果も抜群です! 気持ちが沈むという時にも是非、実践して気持ちを前向きに切り替えて下さい。
期待出来る効果
冷え、むくみの改善、疲労改善・ストレス軽減効果などが期待できます。
実践回数&期間
週4回実践を目安にしてください。心身ともに変化を感じられるようになります。
やり方
(1)正座姿勢から両手を前に伸ばし、太ももの上にお腹を乗せたらゆっくり呼吸を繰り返しましょう。股関節やお尻が痛い人は、膝を開いたり、腰を揺すったりなどしながら、楽に呼吸を繰り返せる位置を探しましょう。
(2)そのまま1分ほど呼吸を繰り返し、お腹の温かさを感じられるくらい、リラックスしましょう。
(3)そのまま左指先を右側に向け、膝の上に腰がくる位置まで右手を前に移動させます。右こめかみを左腕の上につけた状態で、ゆっくり呼吸を繰り返しましょう。
(4)右の脇腹や脇の下が伸びる感覚を味わったら、ゆっくり(1)の姿勢に戻りましょう。
(5)反対側も同様に動作を繰り返しましょう。
いかがですか? 深い呼吸で副交感神経も優位になり、身体がじんわり温かくなってくるはずです。特に冷え性の人は、冷たくなりやすい指先、つま先も呼吸とともに温かくなるイメージを持つとさらに効果アップ!
また、普段から猫背姿勢だなと思っている人は、姿勢改善効果も期待できますので、毎日の習慣にしてみて下さい。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世
ボディクエストのエクササイズディレクターとしてワークアウト開発に携わると同時に、YOGAスタジオやスポーツクラブなどで指導にあたる。著書に「ふたりストレッチ」「幸せ美人になるための5日間レッスン」など。)
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