紫外線が気になる季節ですね。皆さん、顔よりも年齢が出やすいといわれる「手肌の日焼け対策」は、ちゃんとできていますか?
スキンケアアドバイザーの筆者が、意外と忘れがちな手肌の紫外線対策をご紹介します。
■紫外線は朝にカーテンを開けた瞬間から浴びている
お肌の老化の原因は、約80%を紫外線が占めているといわれています。紫外線を浴びると細胞がダメージを受け、お肌のハリの元でもある「コラーゲン繊維」などが分解されて、乾燥しやすくなったりシワやたるみの原因につながります。
そんな紫外線を、私たちは朝、カーテンを開けた瞬間からお部屋の中でも浴びているのです。
■顔も手も同じお肌です
角質層の厚みなどのちょっとした違いはあっても、顔も手も同じお肌です。
しかし、いくら紫外線対策とはいえ、「夏の暑い時期にUVカットの手袋などをするのはちょっと」という方もいらっしゃると思います。
ならば、顔に日焼け止めクリームを塗るついでに、手肌にも日焼け止めクリームを塗る習慣をつけましょう。
できれば、保湿も一緒にできるので、日焼け止め効果のあるハンドクリームがおすすめです。
意外と忘れがちな「日焼け止めのクレンジング」
顔は毎日、メイクと共に日焼け止めもきちんと落とすでしょう。でも、手肌は通常の手洗い程度で終わらせていませんか?
日焼け止め効果のあるクリームは、通常の手洗いでキレイに落とすことができません。成分が皮膚に残ると肌荒れの原因となりますので、手肌の日焼け止めもしっかりクレンジングで落としてあげましょう。
もちろん、クレンジング後にはたっぷりの保湿ケアも忘れずに行いましょう。
■手肌の紫外線対策の手順
20代の頃には全然気にならなかった手のシワやシミが、30代、40代になると気になってくる方も多いと思います。「人前に手を出すことに、気おくれする」こともあるでしょう。
10年後もキレイな手肌でいるために行いたい、紫外線対策の手順をご紹介します。
日中のケア
(1)手を洗います。
(2)化粧水などで保湿します。
(3)日焼け止め効果のあるハンドクリームを塗ります。
(4)手を洗う度に、(2)(3)を繰り返しましょう。
夜のケア
(1)メイクを落とすタイミングで、手肌もきちんとクレンジングします。
(2)化粧水などで保湿します。
(3)保湿効果の高いハンドクリームを塗って、就寝しましょう。
「いくら顔を綺麗にしていても、手にはシワがたくさん刻まれている」なんてことは嫌ですよね? 美しい手肌でいられるよう、今からきちんと手肌の日焼け対策と保湿ケアをして、毎日の習慣にしていきましょう!
(トータルビューティーマニキュアリスト/ネイルサロン・スクールSherry Dolce代表/日本ネイリスト協会本部認定講師/スキンケアアドバイザー/コスメコンシェルジュ 沖りか
全国各地でプロ向けネイルアートセミナーを開催/雑誌STORYで読者モデルもやっている美容&ファッションマニア。)
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