「知らない間に、唇だけガサガサになっている」ことはありませんか?
ヘアメイクと美容家として活躍している筆者が、唇がガサガサになる原因とその対処法をご紹介します。
流行りの「落ちない口紅」ティントリップをお使いの方は、特にご注目くださいね。
■唇の皮がむける主な原因4つ
(1)乾燥している
唇は顔の中でも皮膚が薄く、デリケートな部分です。他の部位と比べて保湿を保ってくれる皮脂膜がないため、外気や紫外線によって乾燥しやすいのです。
また、寝る時に布団をかぶって寝ると、唇が布団と摩擦を起こしてガサついたり、唇の水分が蒸発して乾燥しやすくなります。
(2)唇をよくなめている
クセで唇をなめてしまう方も多いかもしれませんが、唇をなめることは逆効果です。
唾液が唇につくことで一時的にうるおったように見えますが、濡れた唇は乾燥が早まることがあるので、要注意です。
(3)唇の皮をむく
皮がむけてきた時に、ついはがしてしまうこともよくありません。
乾燥している唇はかなりデリケートなので、時に血が出たり、傷になることもあります。
(4)唇にあっていない口紅やリップグロスを使っている
口紅やリップグロスには、「染料」という成分が入っています。この染料というのは、口紅の色持ちをよくするもので、最近では「ティント」という染料の口紅が流行っています。
色持ちが良くなる一方、クレンジングをしっかりしないと落ちないので、その分、唇に負担がかかってしまうこともあります。
■唇の皮向け対処法2つ
ガサガサ唇さんにおすすめの対処法をご紹介します。
(1)保湿をしっかり行う
唇は皮脂膜がないため、水分だけをつけると蒸発して、逆に乾燥してしまいます。そのため、皮脂膜に代わるリップクリームなど保湿系のものをしっかりつけてあげることが大切です。
ワセリンやハチミツを唇につけるだけでも、唇がしっとりとしてくれます。
さらに、ワセリンやハチミツをつけた上からラップをして5分くらい時間をおくと、より浸透率があがり、プルンとした唇に近づきます。
(2)唇に負担が少ない口紅を選ぶ
最近流行っている「落ちない口紅」は、それだけ唇に負担がかかる「染料」が入っていることが多いのです。
ガサガサ唇が気になる方は、顔料タイプのものを使うことをおすすめします。
■ガサガサ唇でも染料タイプを使いたい時の対処法
(1)最初にワセリンなどを塗ってから口紅を塗る
唇がガサガサしやすい方は、染料タイプの口紅よりも顔料タイプの口紅を使う方がいいのですが、色の持ちはよくありません。
染料タイプをどうしても使いたい時におすすめしたいのが、最初にワセリンまたはリップを塗ってから口紅を塗ることです。
直接、唇に口紅をぬるより、ワセリンなどでワンクッション置くことで、唇への負担が減らせます。
(2)クレンジングでは汚れを浮かすひと手間を
染料タイプの口紅を落とす際には、クレンジングオイルを含ませたコットンをしばらく唇につけておきましょう。口紅の汚れが浮きやすく、ゴシゴシとこすらずにすむので、唇への負担は少なくなります。
唇は皮膚が薄くデリケートですが、その分ケアをしてあげるだけで、すぐに効果がでやすい部分でもあります。
ちょっとした心がけでガサガサ唇が改善できますので、ぜひ試してみてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
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