生活環境が変わる人も多い春は、ストレスや疲れがたまりやすい時期ですよね。寒かったり、あたたかかったりという温度差もストレスや疲れを生む要因の1つになるでしょう。
毎日の生活のなかで、ストレスや疲労を少しずつ緩和していきたいですね。
ベジ活アドバイザーの筆者が、春のストレスや疲労回復におすすめの食材を3つご紹介します。食べてリフレッシュしましょう。
■春のストレスと疲労回復におすすめの食材3つ
(1)アスパラガス
アスパラガスの穂先に含まれている「アスパラギン酸」には、疲れに対する抵抗力を高める働きのほか、エネルギーの代謝を高める「カルシウム」や「カリウム」などのミネラルを全身へスムーズに運ぶ働きもあります。新陳代謝を活発にすることから疲労回復効果にたけていると考えられている栄養素です。
また、アスパラガスは、腸内細菌のエサとなり善玉菌を増やす働きがあると考えられている「オリゴ糖」や「食物繊維」を含みます。ストレスや疲れによってひきおこされる便秘などにもおすすめです。
アスパラガスの穂先に含まれる「ルチン」には、毛細血管を丈夫にする働きがあるのだそうです。「ビタミンC」を含む食材と一緒にとるとビタミンCの吸収効率を高める作用があるので、組み合わせてみると良いですね。
(2)豚肉+タマネギ
疲労回復のビタミンと別名がある「ビタミンB1」は、 豚肉やウナギ、大豆に多く含まれています。タマネギに含まれる「アリシン」は、ビタミンB1の吸収を高める働きがあるので調理で組み合わせることがおすすめです。
アリシンは水に溶けやすく加熱に弱いという特徴があります。タマネギを薄くスライスしてさっと水にさらすと良いでしょう。アリシンはニンニクにも含まれているので、料理に加えてみると良いですね。
(3)柑橘類
オレンジやレモンなどの柑橘類は「ビタミンC」を多く含みます。ストレスをうけると大量のビタミンCが消費されることから、ストレスが多い春は意識してとるようにしたいですね。
果物はそのまま食べることができるので、調理過程による損失を気にしなくてもいいのが嬉しいところです。また、柑橘類にはリラックス、リフレッシュ作用があると考えられている「リモネン」も含まれているので、香りにも癒されそうですね。
どの食材も手軽にとることができるので、ストレスや疲れがたまった時に食事に加えてみてはいかがでしょうか。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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【参考】
※アスパラガス – わかさ生活
※腸内細菌と健康 – e-ヘルスネット
※[アスパラガス]栄養を逃がさない、茹で方と保存法 – カゴメ
※ビタミンB1 – わかさ生活
※タマネギ – わかさ生活
※ビタミンCについて – 医療法人清友会笠松病院
※リモネン – わかさ生活