行楽シーズンは、気の合う仲間とバーベキューやお花見などの楽しいイベントが盛りだくさんですよね。お昼からお酒を飲んでワイワイ楽しむ人もいると思います。
しかし、あまりはしゃぎすぎると次の日に、二日酔いで苦しむこともあるでしょう。
そこで、お酒大好きなYOGAエクササイズディレクターの筆者が、二日酔い対策のツボをご紹介します。ぜひ、参考にして楽しく飲んでくださいね。
■なぜ、「二日酔い」になるの?
なぜ二日酔いになるかというと、アルコールは肝臓で分解されますが、肝機能の限界を超える量を飲むと有害物質の「アセトアルデヒド」が体内に残り、動悸や吐き気、頭痛などを引き起こします。これが、「二日酔い」です。
日本人には、アセトアルデヒド分解酵素の働きが弱い人が多いそうです。女性の場合は生理前や疲れなどの体調がすぐに「酔い」として出るので、「調子が良くないな」という時は量をセーブし、ゆっくり飲むように心がけましょう。
それでも、「お酒が大好きで結局飲み過ぎてしまう」という人は、空きっ腹には注意しましょう。
空腹時のアルコール摂取は注意
アルコールは胃と小腸で吸収されるので、空腹時は胃からすぐに吸収されてしまい小腸へも素早く届きます。なので、短時間でアルコールの血中濃度が高くなってしまいます。
胃に食べ物が入っていれば、胃の中でアルコールが薄まって小腸へ行く時間もかかるため、血中濃度の急上昇を防げます。
そして、お酒を一口飲んだらお水も一口飲むようにすれば、そうそう醜態をさらすまでは酔わないはずです。
飲んだ後は「果汁100%のグレープフルーツジュース」がおすすめ
飲んだ後は、果汁100%のグレープフルーツジュースを飲みましょう。
「ビタミンC」と「クエン酸」がアルコールの分解を早めてくれるといわれており、この両方の成分を含むのがグレープフルーツです。どちらも美容や健康にも良いので、お酒を飲んだ後の習慣にしてみてはいかがでしょうか?
■二日酔いになったらツボ押しを
予防策をとったにもかかわらず二日酔いになってしまったら、ツボ押しがおすすめです。今回は、二日酔いに効果のある手のひらと足裏をご紹介します。
期待できる効果
二日酔いの改善
実践回数&期間
ツライ二日酔いの時に実践してください。
ツボ押し「健理三針区(けんりさんしんく)」のやり方
手のひらの中央、やや手首寄りをギューっと10回ほど押して刺激します。
腎臓、肝臓、胃の反射区を刺激
上記の反射区を参考に、腎臓、肝臓、胃の部分を中心に刺激してください。
反射区とは、身体の各器官や各部位につながっている末梢神経が集中している部位のことです。反射区を刺激すると、その反射区と関連がある器官や部位が刺激を受けて活性化されて元気になるというものです。
片足裏を写真のようにかかとでふんで、反射区を刺激してください。
いかがですか? 道具がなにも要らないので、いつでもどこでも実践可能です。「これでツライ二日酔いも怖くない」と飲み過ぎないように気をつけてくださいね。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世
ボディクエストのエクササイズディレクターとしてワークアウト開発に携わると同時に、YOGAスタジオやスポーツクラブなどで指導にあたる。著書に「ふたりストレッチ」「幸せ美人になるための5日間レッスン」など。)
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【参考】
※アルコール解毒大作戦 ~二日酔いにならないために~ – 日立ソリューションズ
※グレープフルーツ – わかさ生活