顔の輪郭の美しい方は、横顔も美しいですよね。横顔を美しく見せるには、あご下がすっきりとしていて、顔と首のさかい目がはっきりしていることがポイントです。
「ダイエットを頑張っても、顔は変わりにくい」「スキンケアを頑張っているのに、あご周りはなかなか変わらない」という声を聞くことも少なくありません。
美容整体師の筆者が、横顔美人になるための「あご下すっきり法」をご紹介します。
■セルフケアでも効果を感じられる!?
あご周りのたるみには、顔の奥の筋肉に働きかけるセルフケアを行うとすっきりとしたフェイスラインへと近づいていきます。
鏡では自分の横顔をチェックすることは簡単ではありませんが、自分以外からの視線は常にあります。あわせ鏡やスマホの写真機能などを使って、自分の顔が美しく変化していく様子をチェックしてみてください。
■あごのたるみのメカニズム
あごの骨格の内側には、「舌下筋」という舌の根元の筋肉があります。その舌下筋の「筋肉量が減る」「舌下筋がこる」と筋肉のパフォーマンスが落ちてしまいます。すると、リフトアップする力がキープできなくなり、たるみを起こしてしまいます。
また、あご周辺のリンパや血液の新陳代謝が低下することによってむくみが生じ、もたついたフェイスラインに拍車をかけてしまいます。
■あご下すっきり法
首つまみマッサージ
アゴと首回りのむくみをスッキリさせてゆきましょう。あご関節の角の骨を確認し、そのすぐ下から鎖骨に向かう筋肉「胸鎖乳突筋」を親指と人差し指でつまみ、そのまま10秒キープします。左右同時に行いましょう。
じんわりとイタ気持ちいい圧を感じる程度がベストです。つまむ部分を少し下にずらし、2箇所ほど同じアプローチを行いましょう。
また、横を向いてうなずくストレッチも効果的です。下を向く時に舌を下に伸ばし、上を向く時に上に舌を伸ばす方法も加えてみてください。
あご下のこりをほぐす
あごの骨格の内側に人差し指を入れ、ゆらゆらと揺らすように動かしてこっている部分を探します。
こっている部分を見つけたら、上方向に押します。のどの方向に押すと苦しいので、必ず上方向に向かって押してください。10秒ほど一定の圧で押します。
こりがあると、ツンとするような痛みを感じることがあります。イタ気持ちいい程度を目安に行ってみてください。
■日常的に意識して、美人度アップ
あご下のたるみの要因に舌下筋の衰えを挙げましたが、それを引き起こしている原因の一つに猫背が挙げられます。
あごを引いた正しい姿勢をとることで首回りの前後の筋肉をバランスよく使うことができるため、舌下筋も正しく使うことにもつながります。
あご下のたるみを気にするばかり、あごを引くことをさける方もいらっしゃいますが、これはたるみを悪化させる大きな原因になってしまいます。最初は抵抗があるかもしれませんが、背筋を伸ばし、ややあごを引く姿勢をとることは、美しい輪郭を保つために非常に重要なことです。
ご紹介したエクササイズを今日から始めてみてください。10年後にあご下のたるみに悩まないでいるためには、積み重ねがとても大切です。
(輪郭美容家/美容整体師 及川ゆりか)
【関連記事】
・便秘で肌荒れが悪化?皮膚科医が実践する美肌を育てる食習慣
・老け見えの原因は黄ぐすみ?透明感が復活する朝夜の対策とは
・除菌しながら保湿もできる!香りも楽しめるハンドミスト4選
・デコルテが綺麗だと若見え!?お悩み別デコルテのお手入れ法