夏は、紫外線による日焼けや冷房による乾燥、むくみなどの肌トラブルがおこりやすいですよね。日焼け止めや保湿などの外側からのケアももちろん必要ですが、美肌に役立つ「ビタミン」や「ミネラル」を食事からも意識してとるようにしましょう。
ベジ活アドバイザーの筆者が、夏の美肌作りにおすすめのフルーツをご紹介します。
■夏の乾燥肌対策に「マンゴー」
夏に出回るマンゴーは、抗酸化作用が高い「ビタミンC」や「ビタミンE」を含みます。紫外線で身体が酸化しやすい夏は積極的にとりたい栄養素です。体内でビタミンAへと変換する「βーカロテン」も豊富です。
「ビタミンA」は目や皮膚の健康維持のほか、免疫力を高める働きがあると考えられています。ビタミンAの不足は肌が乾燥するともいわれているので、冷房で乾燥ぎみの人は意識してとるようにすると良いでしょう。
栄養満点ですが、カロリーも高いので食べすぎには注意してください。
■むくみ改善や美白には「スイカ」
日本の夏といえばスイカですよね。スイカに含まれる「カリウム」や「シトルリン」には、余分な老廃物を体外に排泄する働きがあるといわれています。シトルリンは保湿作用のあるアミノ酸の一種であるため、美肌を保つ働きも期待されています。
赤い果肉のスイカに含まれる「リコピン」は、メラニン色素の生成を抑制するため美白効果も期待できます。
■紫外線対策には「ブルーベリー」
国産のブルーベリーの旬は夏です。
ブルーベリーに含まれるポリフェノールの一種である「アントシアニン」は、老化の原因となる活性酸素を抑制する働きがあります。高い抗酸化作用で知られる「ビタミンE」も含むため、紫外線対策にもおすすめです。
腸内環境を整える働きのある「食物繊維」も含むので、便秘が要因となる肌トラブルの改善にも有効といわれています。
夏の肌は、どうしても紫外線などの影響で酸化しやすいです。ビタミンやミネラル豊富な夏の果物で、内側から肌に必要な栄養をとるようにすると良いですね。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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【参考】
※ビタミンの宝庫!夏の果物 – 大鵬薬品工業
※ビタミンA – わかさ生活
※スイカ – わかさ生活
※リコピンで輝く白い肌へ – カゴメ
※夏の美容と健康に!ベリー類の果物たち – 大鵬薬品工業