2019年07月10日
夏までにダイエットしたかった・・・でも間に合う!健康的に痩せる「食事の心得」3つ
「夏までにダイエットするはずだったけれど、間に合いそうもない」という方。まだ間に合いますよ!
無理な食事制限は、リバウンドの原因となるだけでなく、身体やお肌を疲れさせてしまうことにもなりかねません。カロリーや食べる量を減らすのではなく、美容と健康の要である腸内環境を調え、代謝を上げて健康的にダイエットしましょう!
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、健康的なダイエットのための食事のポイントをご紹介します。
■健康的なダイエットのための食事のポイント3つ
(1)腸内環境を整える食事
腸内環境を整えることが美容と健康の要であることは、もはや常識となってきましたね。
腸内細菌の中には、短鎖脂肪酸という物質を産生して、総合的な肥満の予防効果を発揮する細菌がいます。これらの腸内細菌のエサとなるのが、水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維が豊富な食事をとって、腸内環境を整え、太りにくい身体を作りましょう。
水溶性食物繊維が豊富な食材
ワカメ、モズク、メカブ、昆布などの海藻、もち麦、柑橘類 など
(2)食後の代謝を上げる食事
食べたものを消化するのにもエネルギーが必要です。
食後静かにしていても消費されるカロリーを、DIT(食事誘発性熱産生)といいます。このDITが高い食べものであれば、脂肪として蓄積されにくく、消費されやすい食べものといえます。
糖質、脂質、タンパク質という3大栄養素のうち、一番DITが高いのがタンパク質です。よく噛んで食べることでもDITは高まります。
ダイエット中は、タンパク質の豊富な食事をよく噛んで食べて、DITを高めましょう。
タンパク質が豊富な食材
肉、魚、卵、大豆、ナッツ、雑穀 など
(3)身体を温める食事
「身体を温める食べものを食べましょう!」とよくいわれますが、これは、ダイエットにも大切なポイントです。身体が温まるということは、すでに蓄積された脂肪を燃焼して身体が熱を生み出している状態です。
ですから、身体を温める食べものを多くとって、すでに蓄積された脂肪を燃焼させましょう!
身体を温める食材
ジンジャーパウダー、シナモン、玉ねぎ・長ネギなどのネギ類、ラム肉、ミョウガ・紫蘇・パクチーなどの香味野菜 など
無理な食事制限は、身体によくないだけでなく精神的にも疲れてしまいます。ダイエットに適した食事を適量食べて、痩せやすい身体を作りたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※食事誘発性熱産生/DIT – 厚生労働省