眼精疲労や考え事、ストレス、奥歯の噛み締めによって、気づけば顔にシワを寄せて「老け顔」や「険しい顔」をつくってはいませんか? 普通にしているはずなのに「機嫌悪い? 怒ってる?」と聞かれる人は要注意です。
エステティシャンの筆者が、こわばりがちな顔の筋肉をゆるめてやさしい表情をとり戻すセルフケアをお伝えします。
■眉毛周りのマッサージ
スマホやPCなどで負担がかかりやすい目の周りをマッサージしましょう。
眉毛のところにある筋肉は、意外とこります。親指と人差し指(中指でもOK)で眉毛を上下に挟み、円をかくようにやさしくマッサージしましょう。
無理に皮膚を引っ張ったりすると肌の負担や目元のたるみにつながるので、眉毛の奥の筋肉を意識してやさしく行ってください。内側から外側に向かって3〜4箇所をもみ、3セットを目安に実践してください。
「目の疲れが気になる」「むくみでまぶたが重く下がってきている」時にもおすすめです。
■おでこから頭皮のマッサージ
このマッサージは、オイルや乳液などを肌につけた状態で行いましょう。
眉毛の上から髪の生え際に向かって、手の平、もしくは4指を密着させておでこを下から上にスライドさせてください。少し圧をかけて、ゆっくり行うことがポイントです。
おでこのところにある「前頭筋」は、考え事をしたりストレスを感じると疲れるといわれる場所です。
そして、姿勢の悪さや首・肩・頭皮のこりがあると、筋肉のこわばりからおでこのシワにつながる場合があります。じんわりと気持ちいい強さで、こわばりをとってあげましょう。
■深呼吸をして緊張を和らげる
現代人は、ストレスや忙しさ、姿勢の悪さなどが原因で呼吸が浅くなっていることが多いものです。呼吸が浅くなると、より筋肉のこわばりや表情、精神の緊張につながります。
緊張や忙しさやイライラを感じた時、夜寝る前などのリラックスしたい時は、意識的に深くゆっくりとした深呼吸を行いましょう。悪いものを吐き出し、新鮮な酸素と栄養を身体の隅々までいきわたらせるイメージで行ってください。
忙しくめまぐるしい日々を過ごしていると、いつの間にか呼吸が浅くなり、肩が内側に入りやすくなります。顔の筋肉が緊張してシワやたるみを招き、「険しい表情」もできあがってしまいます。年齢とともに筋肉のしなやかさが失われるので、意識的に深呼吸をして顔の筋肉の緊張をゆるめるセルフケアをとり入れてみてください。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美)
【関連記事】
・矯正下着が臭いの原因に!?デリケートゾーンのお悩み解決法
・NGケアで毛穴悩みが悪化?毛穴タイプの見極め方&最適ケア
・歯磨きしながらほうれい線予防!「ながらdeたるみケア」3つ
・冷やした化粧水がたるみを招く!?アラフォーのNGスキンケア