12月に入り日に日に寒さが増すと、肌や唇がカサカサとして「乾燥」が気になりますよね。寒くて空気が乾燥する時期は、保湿が大切です。
ビューティーヘルスエディターライターの筆者が、そごう横浜の1Fビューティーフロアにある「ソゴウ ビューティー ルーム」にて開催された、オイル美容をテーマにした講座「今日からはじめるオイル美容・自宅でセルフケア」に行ってきました。
■冬にぴったりのオイルをとり入れたスキンケア法
そごう横浜の1Fビューティーフロアにある「ソゴウ ビューティー ルーム」は、美と健康のHOW TOを学べて、試すこともできる参加型スペースです。ボディケアやヘアケア、インナービューティー、ヨガなどの多彩なセミナーを定期的に開催しています。
今回参加した講座は、12月6日(金)の「冬に最適なオイルを取り入れたスキンケア法」(オーガニックマーケット/BUDDHI〈ブッディ〉主催)です。
講師は、株式会社環境経営ホールディングス/ディレクターの種市智子さん。『BUDDHI(ブッディ)』開発を手がけた、オイルへの想いが熱い素敵な女性でした。
「BUDDHI(ブッディ)」の魅力
参加した講座で使用するのは、美容オイル「BUDDHI(ブッディ)」。サンスクリット語で“目覚めた人・智慧・心の状態・理解力・本質”の意味を持つこの名前には、慌ただしい日常のなかでも常にリトリート(日常から離れる時間を持ち自分を癒すこと)の精神を持ち、自らの気持ちを自ら活性化できるようにという願いが込められているそうです。
ここ最近、オイル愛用者の間では、「BUDDHIを使うと無理せず自分らしくいられる」ということから「あるがままオイル」といわれているそうです。
原料は、バラ科の植物から採れる美容成分が豊富な「プリンセピアオイル」。原産地はネパールのヒマラヤで、年間に採れる量が限られているとても貴重なオイルです。保湿力や肌への浸透力が高く、「オメガ3・オメガ6・オメガ9脂肪酸」のほかに、オリーブオイルの35倍以上のγ(ガンマ)トコフェロールを含む「ビタミンE」を含んでいます。
「BUDDHI」にはさらに、細胞の生まれ変わりを助ける「アミノ酸(11種)」と「ミネラル」が含まれています。
3種の美容オイルと希釈用オイルを体験
まず始めに、3種の美容オイルをそれぞれ手につけて、香りや使用感などを試してみました。
「美容オイルは化粧水をつける前のブースターとしての使い方が知られていますが、人によってはスキンケアの最後につけて落ち着く人もいるため、自分の肌が心地いいと感じる使い方でOKです」と種市さんが教えてくださいました。
(1)野ばら
プリンセピアオイルをベースに、ラベンダーやプチグレン、クローブ、サイプレスなどの精油をブレンドしたオイルです。
気持ちの解放や精神安定、緊張緩和などの作用が期待でき、ずっと嗅いでいたい香りでした。今の時期、一番人気のオイルだそうです。
(2)い草
プリンセピアオイルをベースに、ヒノキやレモングラス、オレンジ、ラベンダー、パチョリ、ムスクなどの精油をブレンドしたオイルです。
このオイルは畳の香りをイメージしていて、完成するまでに3~4年かかったそうです。すっきりとしてリフレッシュできる香りです。つけていて心が落ち着く感じがしました。
(3)蜜
プリンセピアオイルをベースに、プチグレン、ダマスクバラ花油、ミューゲ、ネロリ、ジャスミン、チュベローズなどの精油をブレンドしたオイルです。
心のバランスを整えたい時や自分をアップグレードしたい時、「やるぞ!」と気合を入れたい時などに気持ちを引き上げてくれる香りとしておすすめなのだそうです。香水のかわりにも使うことができます。
香りをまとうと、自分自身を華やかにしてくれる感じがしました。
(4)希釈用オイル
「希釈用オイル(トリートメントオイル)は伸びがよく、水のようにさらっと浸透していくような使い心地を目指して開発されました。完成まで、約4年かかったそうです。
プリンセピアオイルをベースに、セサミオイルやコメヌカオイル、ホホバオイルを独自のバランスで配合しています。ボディトリートメントや保湿ケアにおすすめです。
香りは、配合オイルそのままの香りです。「プロの方やスパの施術者に使い心地がいいと絶賛されているオイルです」と種市さんはおっしゃっていました。
次に、このBUDDHIの美容オイル3種と希釈用オイルを使用した、オイル美容法をご紹介します。
■オイル美容法・基本の使い方
(1)ブースター
洗顔後、化粧水の前のブースターとして使うと肌が柔らかくなり、化粧水の浸透をサポートします。
美容オイル1~2滴を手のひらに出して両手でなじませた後、顔全体を包み込みようにします(ハンドプレス)。その後、少し時間を置いてから化粧水をつけるのがおすすめです。
(2)化粧水・クリームに混ぜる
お手持ちの化粧水(さらっとしたものと相性がよい)やクリームに美容オイルを数滴混ぜて使うと、普段のスキンケアアイテムがよりリッチになります。
(3)スカルプケア
シャンプー前の頭皮ケアに、500円玉くらいの量の希釈用オイルを頭皮に垂らします。まんべんなく頭皮になじませてもみこむと汚れが浮いてきます。
その後、シャンプー(2度洗いがおすすめ)をすると、汚れがしっかり落ちて頭皮環境が整います。
(4)ヘアケア
髪の長さに合わせて2~4滴ほどを、タオルドライした髪の毛にもみ込むようにつけます。特に、毛先は念入りにつけましょう。
スタイリング剤に混ぜるとツヤ感がアップします。
(5)ネイルケア
お風呂上がりや乾燥が気になった時に美容オイルを爪の根元部分に塗って、なじませながら爪全体に伸ばします。ハンドクリームと併用する場合はハンドクリームの前に使用してください。
心地よい香りがして気分転換にもなります。
(6)メイクアップ
メイクアップの際、化粧下地やファンデーションに美容オイルを1滴混ぜて使うと、おどろくほど伸びがよくなり、健康的なツヤ感が出ます。
(7)ボディトリートメント
500円玉くらいの希釈用オイルを手にとり、好きな美容オイルを数滴混ぜてボディの保湿ケアに使います。同時に、身体の末端やこり、むくみなどの気になるところをほぐします。
鎖骨や脇の下などのリンパ節を流すときにもおすすめです。
約45分間の講座はあっという間で、美容オイルの活用法がよくわかり、楽しい時間でした。「美容オイルを買ったけれど活用方法がわからない」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
(エステセラピスト/ビューティーヘルスエディターライター 町山町子
編集プロダクション、出版社勤務を経て独立。主に本の企画編集者、執筆者。一方で、“癒し、美容と健康”をテーマに自然派サロンを日本橋にOPEN。後に東船橋に移転。現在はハーブとアロマ、ボディ・フェイシャルなどのセラピストとして活動中。)
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【参考】
※BUDDHI