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お酒の前後にビタミンCを!年末年始の体を元気に保つ旬食材

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

プロフィール画像(國塩さん)

外食や飲酒の機会が増える「年末年始」。そんな時期は栄養バランスが乱れ、肌荒れや便秘、二日酔い、胃もたれなどのお悩みも増えますよね。

年末年始の乱れた食生活を正す!体の内側から美を磨く旬食材

インナービューティー料理研究家の筆者が、身体の内側からキレイを磨く旬の食材をご紹介します。上手に毎日の食事にとり入れてみてくださいね。

■二日酔いに

柿・みかん

お酒をたしなむ機会が増える年末年始は、楽しいお酒の場にするためにも適量を守り、無理に飲まないことが大切です。そして、アルコールの代謝をサポートする栄養を意識することも重要です。

アルコールの代謝には大量の「ビタミンC」が消費されます。ビタミンCは、体内で溜めておくことができないため、飲酒の前後にしっかり意識して摂りましょう

この時期に定番の「みかん」や、みかん以上のビタミンCを含む「柿」がおすすめです。柿の渋み成分の「タンニン」もアルコールの代謝をサポートしてくれます

■胃腸のケアに

キャベツ

クリスマス・忘年会・新年会と休む暇もないほど忙しいこの時期は、胃腸の調子も乱れがちです。胃もたれを起こしてしまう前にいたわることが大切です。

シャキッとした食感が楽しい冬キャベツには、胃腸の働きをサポートする「キャベジン」が豊富です。温かいスープに入れると柔らかくなり甘みも増します。心も身体も癒されるでしょう。

■肌荒れや免疫アップに

いちご・レモン

暴飲暴食による栄養バランスの乱れにより「ビタミン」や「ミネラル類」が不足すると、肌荒れや免疫低下の原因につながることがあります。

そんな時は、肌細胞のコラーゲン生成やシミ予防をサポートするビタミンCが豊富な「イチゴ」や「レモン」がおすすめです。ビタミンCには、免疫力アップの働きも期待されています。毎日、積極的に摂りたい栄養素です。

■便秘に改善に

ごぼう・れんこん

外食がつづくと不足しがちなのが野菜類です。「食物繊維」の不足は、腸内環境の乱れにもつながります。

ひどい便秘に悩まされる前に、繊維の多い根菜類を摂りましょう。便秘対策や腸内環境を整えることは、肌荒れ知らずの美肌への近道です。

下処理をし、まとめて炒めたものを小分けにして冷凍保存しておけば、汁物やグラタンなどの具材にすぐに使えて便利ですよ。繊維質な食材は自然と噛む回数も増えることから満腹感が得られやすく、ダイエットにもおすすめです。

■乾燥肌対策に

かぼちゃ・人参

気温とともに湿度もぐんと低下する冬は、肌の水分も奪われやすいです。粘膜や肌の細胞を乾燥から守り、強くする働きが期待されている「β-カロテン(体内でビタミンAに変換される栄養素)」が豊富な食材は毎日摂りたいところです。

甘みの強い「冬人参」や「カボチャ」は、栄養豊富な皮部分も捨てずに調理することがおすすめです。

年末年始の肌と身体を元気にキープするためにも、旬食材のパワーをとり入れたいですね。素敵な年末年始をお迎えください。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩亜矢子)

 

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社

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