トマトやキュウリ、パプリカなど、夏はカラフルな野菜が美味しい季節ですが、冬は、白菜、カブ、ネギなどの白い野菜が旬を迎えます。調理しないと食べられないイメージのある冬野菜ですが、生でも美味しく食べられる冬野菜もあります。
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、冬が旬の、生で食べても美味しい白い野菜を3つご紹介します。
■冬が旬!生で食べても美味しい白い野菜3つ
(1)白菜
お鍋に必ずといってよいほど入っているのが白菜ですね。白菜には、グルタミン酸などのうま味成分が豊富に含まれているため、お鍋にうま味を加える役割があります。
うま味成分だけでなく、白菜はカリウムが多い野菜です。
クリスマスや忘年会、宴会が多く、外食が続くシーズンは、どうしても塩分過多になってしまいますよね。体内の水分バランスは、ナトリウムとカリウムが共働して保っています。塩分過多になりがちな方は、白菜を食べてカリウムもチャージしましょう。
お鍋やお味噌汁など、加熱して食べることが多い白菜ですが、生で食べても美味しくいただけますので、サラダにも◎。
(2)カブ
冬から春にかけて旬を迎えるカブ。カブは、消化酵素を多く含むため、食べ過ぎによる胃もたれを感じる時におすすめの野菜です。
冬に収穫されるカブは、春のカブより甘味が強く、実がしっかりしています。薄くスライスしてサラダに、すりおろして大根おろしのように使ってもいいですね。
大根は身体を冷やす性質がある野菜ですが、カブは、身体を冷やすこともありません。冷えが気になる方は、大根おろしではなくカブおろしがおすすめです。
(3)カリフラワー
カリフラワーの旬は冬です。カリフラワーはビタミンCが豊富な野菜で、茹でてもビタミンCの損失が少ないことが特徴です。
茹でて食べるのが一般的ですが、生で食べると、その甘味とカリカリとした歯ごたえがクセになります。
子房に分けてドレッシングを添えて食べても、細かく切ってサラダのトッピング的に使っても、食感を楽しめますよ。
宴会続で野菜不足を感じている方も、生で食べることができれば手軽に食べることができますよね。今が旬の白い野菜を食べて、宴会シーズンの野菜不足を解消したいですね!
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」(2018年・日東書院本社)、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
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