ファンデーションを塗るためのツールがたくさんあり、迷走してしまうことはありませんか?
「ファンデーションを手で塗る方がいいのか、それともツールを使う方がいいのか」とお悩みの方に、ヘアメイクやコスメコンシェルジュインストラクターのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者がお答えします。
■ファンデーションの特徴によって使い分ける
ファンデーションには、リキッドやパウダータイプ以外にもスティックファンデーションやケーキファンデーションなどがあります。固形タイプや粘度が強いファンデーションはカバー力が高いですが、伸びが悪いです。
そのため、手で伸ばそうとするとむずかしく、肌を必要以上にこすってしまいやすいです。この場合、ブラシやスポンジを使うとファンデーションをムラなく伸ばすことができます。
逆に、リキッドファンデーションはテクスチャーが柔らかく肌に馴染みやすいので、手でもブラシやスポンジでも伸ばしやすいのが特徴です。
■手とツール使いは何が違うの?
手でファンデーションを塗る場合
手でファンデーションを塗る場合は、指全体を使って薄く伸ばすことができますし、細かい鼻周りや目の周りも指先でつけることができます。また、スタンプを押すようにファンデーションをつければ、気になる部分をしっかりカバーすることができるのでとても優秀です。
ただ、手の場合に指先だけで伸ばそうとすると力を入れすぎたりこすりすぎる場合があるので、面積が広い部分は「指全体」、細かい部分は「指先」といったように使い分ける必要があります。
ツールを使ってファンデーションを塗る場合
ツールを使ってファンデーションを塗る場合は、誰でも塗りやすいように作られているため手より使いやすいのが特徴です。
ただし、塗る部位に合わせてツールを使い分ける必要があります。例えば、大きめのブラシだと手よりも簡単に塗ることができますが、鼻周りや目周りの細かな部分までフィットしないので小さいサイズのブラシを使わないと塗りづらいです。
また、スポンジの場合はファンデーションを均等に伸ばしやすいですが、スポンジがファンデーションの量を吸ってしまうので、手よりも量が必要になります。
■使いやすさや好みで選ぶ
手の場合、ファンデーションで手が汚れるので手を洗わなければいけないという手間があります。一方、ツールの場合は手が汚れませんが、使用後はツールを洗う必要があります。
ブラシやスポンジにファンデーションがついたまま放っておくと、酸化や湿気で雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、洗わないまま使うと肌に雑菌がついて、肌荒れや肌サビの原因につながります。
ツールを洗った後は乾くまで使えないので、めんどくささはどちらもさほど変わらないでしょう。
手もツールも、メリットとデメリットがあります。どちらが良い悪いということではなく、使いやすさで選んだり、メイクが好きな方はその日の気分で使い分けるとファンデーションを塗る時間も楽しくなりますよ。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3)
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