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若い頃より太りやすい?中年太り対策のための食事のポイント

管理栄養士
今井尚美

「年齢とともに痩せにくくなった」という人もいらっしゃるでしょう。

中年太りの要因は、基礎代謝の低下やホルモンバランスの変化など、さまざまなものが挙げられます。ダイエットをしても若い頃と同じようには痩せない、なんてこともありますよね。

若い頃より痩せにくい!中年太り対策のための食事法

管理栄養士の筆者が、中年太り対策のための食事のポイントを4つご紹介します。

■中年太り対策のための食事のポイント4つ

(1)代謝UPを目指す

年齢とともに筋肉量が減っていくと基礎代謝が低下しやすく、痩せにくい体質になる場合もあります。そのため、糖質や脂質をしっかり代謝させるために、「ビタミンB1」「ビタミンB2」などを意識して摂取しましょう。

ビタミンB1が多い「豚ヒレ肉」や「大豆」、ビタミンB2が多い「ブリ」や「納豆」「豆苗」などの食材がおすすめです。

(2)たんぱく質の摂取を減らさずしっかり食べる

糖質の過剰摂取は太る原因につながりますが、たんぱく質は筋肉を作る材料となります。若い頃は、単に食事を減らすだけでも痩せることができたと思いますが、大人女性が筋力を落としてしまう食習慣はNGです。

鶏肉」「」「」などの良質なたんぱく質を、1日に3回は食べるようにしましょう。サラダチキンや刺し身、ゆで卵は、手軽に食べられるのでおすすめです。

(3)抗酸化作用のある食材で「コゲにくい」体作りを

糖化とは、食事から摂った過剰な糖質と体内のたんぱく質が結びつき、老化を加速させることです。活性酸素がそのメカニズムに関わっているといわれているため、抗酸化作用のある食材で対策をしましょう。

「にんじん」や「かぼちゃ」「ほうれん草」などの色の濃い野菜がおすすめです。飲み物では、「緑茶」や「ココア」「赤ワイン」を定期的に飲むようにすると良いでしょう。

いつも飲んでいるお茶を緑茶にするなど、できそうなことから始めてみてくださいね。

(4)ホルモンバランスを整える

女性ホルモンには脂肪を燃焼させる働きが期待できるため、女性ホルモンの分泌が低下する大人女性は、痩せにくくなってしまいます。ホルモンバランスは、年齢を重ねるにつれてどうしても変化していきます。

そこで、「女性ホルモン」に似た働きをする大豆製品を、なるべく毎日摂取したいところです。朝食代わりに「豆乳」を飲むことも良いですし、「蒸し大豆」をサラダに入れて食べても良いですね。

食事は、「これは食べたらダメ」と思うより「キレイになるためにこれを食べよう!」と思う方がコントロールしやすいはずです。ぜひ、参考にしてください。

(フリーランス管理栄養士 今井尚美)

 

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【参考】
中年太りは老化現象のひとつ 「酸化」「糖化」「ホルモンの変化」を抑えて太らない体に! – 沢井製薬
更年期に脂肪がつきやすいワケ – 小林製薬

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