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深爪で指先が荒れる?ネイリスト直伝ハンドクリーム使い分け

トータルビューティーマニキュアリスト
沖りか

筆者の周りにはアラフォーのネイリストもたくさんいますが、仕事や家事をしていても手荒れをしているネイリストはほとんどいません。

深爪で指先が荒れる?ネイリスト直伝ハンドクリーム使い分け

そんなアラフォーネイリストが、お悩み別に「乾燥知らずの手肌に導くケア」をご紹介します。

■ハンドクリームは、お悩み別で選ぶ

「なんとなく」で、ハンドクリームを選んではいませんか?

ハンドクリームの種類は、お悩み別に大きく3つに分けることができます。

(1)保湿系:普段使いの保湿ケアと乾燥対策に

普段使いの保湿ケアには、「ヒアルロン酸」や「セラミド」「シアバター」などの保湿成分が配合されたハンドクリームがおすすめです。

化粧水などを塗った後に保湿系のハンドクリームを塗ると水分量がUPするので、化粧水とハンドクリームを一緒に使用すると良いでしょう。化粧水とハンドクリームを携帯して、いつでも使えるようにしておきましょう。

(2)ビタミン系:ひび割れやあかぎれ対策に

つらいひび割れやあかぎれには、血行を促進し肌のターンオーバーに働きかけてくれる「ビタミンE」などが配合されたハンドクリームがおすすめです。血行を良くするためにも、しっかりとハンドマッサージをしながら塗り込むようにしてください。

ひび割れやあかぎれができている時は角質が固く感じられるので、“尿素系”のハンドクリームを使いたくなるかもしれません。しかし、肌が敏感になっている状態で尿素系のハンドクリームを使うと、刺激が強く、しみたり症状を悪化させたりする場合があるので注意しましょう。

赤みやかゆみなどがあり症状がひどい場合は、専門医に診てもらうようにしましょう。

食器を洗う時は手袋を

食器洗い用洗剤は、油分を洗い流す洗浄力の強い洗剤です。ですから、素手で食器を洗うと、手の大切な油分も洗い流してしまう場合があります。面倒でも、必ず手袋をしましょう

ゴム手袋だと食器がきれいに洗えているか不安な方には、薄手の「ニトリル手袋」などがおすすめです。生地が薄いものなら指先の感覚もわかりやすいので、ぜひ試してみてください。

爪を切りすぎない

指先のひび割れは、爪を伸ばすことで改善される傾向があるそうです。爪を伸ばすと指の先端が物に触れにくくなるので、角質が硬くなることや乾燥を抑えることにつながります。

簡単な方法なので、指先が荒れる方は試してみてください。

(3)尿素系:硬くてゴワついた肌の対策に

ひび割れやあかぎれまではいかないけれど、指先がゴワついてストッキングを履く時に伝線してしまったり、肌に指が触れると痛いという場合は、「尿素」が配合されたハンドクリームがおすすめです。

尿素は角質を柔らかくして、角化した角層をとり除きやすくします。

尿素系ハンドクリームの注意点

柔らかい肌に尿素系ハンドクリームを使うと、刺激が強く、肌本来のバリア機能が低下して肌荒れの要因となってしまう場合があります。

ですから、ある程度角層が柔らかくなったら、「ビタミン系のハンドクリーム」の使用に戻しましょう

■10年後の手肌のために

体調管理のためにアルコール消毒や手洗いをする回数が増えると、手肌にダメージを与える場合があります。

「何度も手を洗うし、面倒だからハンドクリームは塗らなくていいや」「時間がないので、手袋なんていちいちはめてられない」というようなことの繰り返しで、手肌は荒れてしまうかもしれません。そうなると、人前で出すのが恥ずかしい手元になることも……。

10年後の手肌のために、面倒くさがらずに手間をかけましょう。読んで字の如く、“手”に“時間”をかけてください。手肌はきっとあなたを裏切らないはずです。

(トータルビューティーマニキュアリスト/ネイルサロン・スクールSherry Dolce代表/日本ネイリスト協会本部認定講師/スキンケアアドバイザー/コスメコンシェルジュ 沖りか
全国各地でプロ向けネイルアートセミナーを開催/雑誌STORYで読者モデルもやっている美容&ファッションマニア。)

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【参考】
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