胸や背中のニキビに悩む人も多いですよね。「洋服で隠れている場所だし、あまり気にならない」という人もいるかもしれませんが、できればきれいな状態を保ちたいものです。
美容家の筆者が、背中や胸にニキビができる主な原因についてお話しします。
■ボディにニキビができる主な原因5つ
(1)シャンプーやボディソープが肌に合わない
背中や胸にニキビができる原因は、ひとつではありません。
「シャンプーやトリートメント、ボディソープや石鹸などのすすぎが甘い」「シャンプー剤やトリートメント剤自体が肌に合わない」というケースもあります。
(2)衣類などの素材が肌に合わない
吸湿発熱素材や洋服の化学繊維が肌に合わないといったケースも考えられます。筆者の運営するサロンのお客様で、下着を竹の素材の通気性の良いものに変えたら、ニキビや肌荒れが改善したという方もいらっしゃいました。
また、柔軟剤や洗剤、漂白剤などの成分が衣類に残り、それに対して肌荒れが起きる場合もあります。
(3)皮脂分泌が多い
アラフォー世代には少ないかもしれませんが、ホルモンバランスによって左右される皮脂が原因になることもあります。
胸や背中の真ん中あたりにできるのであれば、皮脂分泌が多いことが原因でできているケースが多いです。その場合は、顔と同様に、油分をオフしたり角質ケアを行うことで、改善する可能性があります。
(4)汗を拭かない
汗をかいてそのまま放置をすると、肌に雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。「夏などの暑い季節にニキビができやすい」「運動を始めてからニキビができた」という人は、汗の処理の見直しをしてみてください。
シャワーで汗を流したり、化粧水などをコットンに含ませ軽く拭いたりするなど、汗を放置しない習慣をつけるとよいでしょう。
(5)身体の機能が低下している
東洋医学の考えでは、「背中や胸のニキビは内臓の疲れからできる場合がある」といわれています。
休息をとったり、食習慣の見直しをしてみてください。
■ニキビの炎症がなかなか治らない場合
免疫力が弱っていたり、脱毛などの自己処理などが原因となったりして「毛膿炎」になる場合もあります。また、カビの菌によって吹き出物ができるケースもあります。
上記で紹介したセルフケアで改善がむずかしい場合は、皮膚科で相談することをおすすめします。
薄着の季節は、もう目前です。早めのケアを心がけたいですね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美)
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