鏡を見て、「私の顔や表情の動き、左右が同じじゃない」と感じることはありませんか? 顔や頭皮の筋肉が衰えることによってたるみやシワが出たり、顔がゆがんで左右差が出やすくなったりします。
これは加齢によるところもありますが、日々の生活習慣も、顔の左右差が生まれる原因を作ってしまいます。
メディカル小顔矯正美容矯正士のプロとして美顔マッサージを教えている筆者が、顔のゆがみにつながるNG習慣をご紹介します。
■顔に左右差ができやすいNG習慣5つ
(1)横向きに寝ている
寝ている間は長時間同じ姿勢でいることが多いので、横向きに寝ていると顔に左右差がでやすくなります。
また、片側から重心がかかっている状態のため、首や肩のバランスもかたよってしまう場合があります。そうなると、姿勢のゆがみも招きます。寝る時は仰向けで寝るように心がけましょう。
仰向けで寝づらいと感じる場合は、枕の高さが合っていない可能性があります。横向きの時と比べると、枕の高さは浅めの方が寝苦しくありません。ご自身の枕の高さをチェックをしてみてください。
(2)片側の歯で咀嚼する
左右どちらかの歯で咀嚼することがクセになっていると、それだけで左右差がでやすくなります。無意識に行っている場合もあるので、左右同じ咀嚼回数にすることを意識してみましょう。
慣れてくると身体が自然と覚えますので、両方の歯で噛む習慣をつけるようにしてください。
(3)いつも頬杖をついている
考え事をしている時についやってしまいがちですが、これも顔に左右差がでる原因の一つです。また、頬杖をつくことで上半身が前屈みになるため、巻き肩や猫背、首が前のめりになる原因にもつながります。
頬杖をクセにしないように気をつけましょう。
(4)荷物をいつも同じ手で持っている
「いつも右側で荷物を持つ」というように、いつも同じ側で荷物を持つ習慣がついている方は、姿勢がゆがみやすくなります。
自分では身体が傾いていることに気づきにくいものですが、証明写真を撮った時などに、左右どちらかの肩が下がっていたり、首がどちらかに傾いていたりすることに気づきます。
肩や首がどちらかに傾いていると、顔も重力の影響を受けて左右差が出やすくなる場合があります。荷物を持つ時は、「朝は右側で持ったから夜は左側で持とう」といったように、自分でルールを決めると良いですね。
(5)噛み締めるクセがある
ストレスを感じると、左右どちらかの歯をギュッと噛み締めたり歯ぎしりをする方は、左右の歯のズレが出やすいといえます。寝ている時の歯ぎしりを意識して改善することはできないので、自分がストレスを感じていることを認めて、気分転換できることを生活にとり入れてみてください。
お酒を飲むと一時的にリフレッシュすることはできますが、血行が悪くなったりホルモンバランスの乱れにもつながったりする場合があるので、ストレス解消に有効とはいえません。
ストレスに効果的なのは、やはり運動です。激しい筋トレが好きな方もいれば、ヨガなどのゆったりとした動きが好きな方もいると思います。毎日つづけることが大切なので、自分に合った運動法をとり入れましょう。
顔の左右差や姿勢のゆがみは、意外と鏡を見てもわからないことが多いです。そのため、知らない間に深刻なゆがみになっていたということにもなりかねません。生活習慣を少し気をつけるだけでも、ゆがみを抑えることができます。
まずは、自分のライフスタイルでNG行動をやっていないか、チェックをしてみてください。
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3
美容講師をしつつヘアメイクや化粧品の官能評価などマルチに活動。現在、YouTubeで「アラフォーからの楽して美活」というアラフォー向けの美容情報を配信中。)
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