2020年は日本だけではなく世界中の人たちが、「健康」や「元気」でいられることの大切さを実感していると思います。皆さんにとって、「健康」とはどんな状態のことをいいますか?
フィットネスインストラクターとして30年活動している筆者が、「健康の3要素」についてお話しします。今こそ、しっかりと健康の定義について確認しておきましょう。
■「運動」「栄養」「休養(睡眠)」のバランスが大切
最近は以前にも増して、健康管理に気をつけているという人が多いと思います。健康でいるためには、どんなところに気をつけていますか?
健康の3要素を簡単に説明すると、「運動」「栄養」「休養(睡眠)」になります。そして、この3つのバランスが崩れると、体調を崩しやすくなってしまいます。
運動
がむしゃらにでも運動をしたら良いというわけではありません。その人のレベルに合わせた、「適度な運動」が大切です。
普段、全く運動をしていない人が急にジムに通いだし、がむしゃらに運動しても疲れて長続きしないでしょう。普段運動する時間のない人は、「朝は、一駅分歩いてみる」「駅や会社でエレベーターではなく階段を使う」といったように運動してみてください。
関節を動かすことも大切
私たち人間には2本の足があります。その足は、歩くためにあるのです。
そして、なるべく身体のすべての関節を動かすことも大切です。関節を動かすと、潤滑油の役割をする「関節液」が分泌されます。
関節をあまり動かさず関節液の流れが悪くなると、関節周りについている筋肉やスジが硬くなり関節を動かしにくくなります。さびた自転車をそのままにして動かなくなってしまった時のようなイメージです。
日頃からヨガやストレッチ等で全身の関節を動かして、足を使う意識をもつと良いですね。
栄養
私たちの身体は、食べたものの栄養が大きく関わっています。最近はヘルシー志向の人も多く、オーガニックなものしか食べないという声も聞いたりします。ですが、筆者はバランスよく食べることをおすすめします。
また、炭水化物を一切とらないダイエットはNGです。「〇〇ダイエット中なので、〇〇しか食べない」といったダイエット方法もおすすめできません。身体を壊す原因につながる場合もあります。
好き嫌いをせず、肉や魚、野菜、米をバランス良く食べましょう。食べないダイエットは便秘にもなりやすく、肌の大敵でもあります。
休養(睡眠)
ストレスが多く眠れなかったり、我慢や自粛生活でイライラして家族にあたってしまうということはありませんか? 身体の休養はもちろんのこと、心の休養も大切です。
がむしゃらに毎日トレーニングをしても、栄養や休養がうまくとれていなければ効果は実感しにくく、ケガにもつながります。運動をした後は栄養をとって、身体をしっかりと休ませてあげましょう。
そして、なんといっても質の良い睡眠は「美」の秘訣でもあります。
「運動」「栄養」「休養」の3要素のバランスがとれてこそ、健康の近道になります。この3要素を意識して過ごしてみてください。
(フィットネス美トレーナー MIKA)
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