食の安全が注目されるようになり、無農薬や有機栽培など、食品の安全にこだわる方が増えてきましたね。それだけでなく、食器洗い洗剤や衣類の洗剤など、洗剤もこだわる方も増えてきましたが、調理器具はどうでしょうか? 毎日使っているフライパンが、知らず知らずのうちに、健康に害を与えているとしたら……。そこで今回は、人と環境に優しいフライパンを3製品ご紹介します。
■知らずに食べてるかも!?気を付けたい「ノンスティックフライパン」
ノンスティック加工(こびりつき防止加工)のフライパンは焦げ付かず使いやすいため、使用している方も多いのではないでしょうか。ですが、ノンスティック加工の際に使われる原料には、身体への安全性が確認されていないものもあります。傷がついたり、焦げ付いたお料理を無理にはがしたりした際に、剥がれた加工部分を知らず知らずのうちに口に運んでいる可能性が……。とはいえ、少し傷がついただけで買い替えるのももったいないうえ、毎回処分するのも大変ですよね。そこで、安全の確認されたノンスティックフライパンを使うのがおすすめです。
■人と環境に優しい「ノンスティックフライパン」3選
(1)グリーンパン
ベルギー生まれのグリーンパンは、健康への悪影響が確認されている成分を一切使用せず、一般的な製品より高い耐久性を実現した、安心安全のノンスティックフライパンです。底部分に厚みのあるステンレスが採用されているため、熱伝導も良く中火でもしっかり焼き色が付き、全てCO2排出削減にも貢献できて、省エネにもなるフライパンです。熱くならないハンドル、外側もノンスティック加工を施すなど、使い勝手も◎。
(2)野田琺瑯
鉄やアルミなどの金属に、ガラス質のうわぐすりを焼きつけた琺瑯(ホウロウ)。日本でも、昔から使われてきた調理器具です。焦げ付きにくく、傷や汚れ、熱にも強いノンスティック加工です。菌が繁殖しにくいという特徴もあるため、琺瑯製の保存容器もおすすめです。
(3)シャスール
ストウブやルクルーゼとならぶ、フランスの老舗調理器具メーカー「シャスール」。可愛いピンクも人気の理由のひとつです。シャスールのフライパンは、鋳物ホーローで、重さがありますが、熱伝導、保温力に優れ弱火調理や保温調理が可能なエコ製品。そのままオーブンに入れることもできます。
家族の健康は食卓から! 食材だけでなく、調理器具や洗剤も安心安全のものを使いたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※グリーンパンについて – グリーンパン
※野田琺瑯
※シャスール
※ほうろうの強み – 日本琺瑯工業会