崩れてきた体形を整えるために、ダイエットを始めた方は多くいらっしゃると思います。ダイエットを始めるのは簡単ですが、継続することは非常にむずかしいですよね。
多くの人のダイエットを成功させてきたパーソナルトレーナーである筆者が、モチベーションを維持するための方法をお伝えします。
■約7割の人がダイエットで挫折!?
ダイエットジムで有名なRIZAPが行った調査では、ダイエットを実施した女性のうち「体重を落とし、その後キープできている」と回答した人が33.4%。「リバウンドした」または「ダイエット前よりも体重が増えた」「あまり変わらない」と回答した人は合わせて66.6%でした。
約7割の人が継続できずに体重を落とせなかったり、リバウンドをしてしまうことが明らかになりました。つまり、ダイエットを継続することは非常にむずかしいということです。
モチベーションの維持の仕方を覚える
筆者がお客様とカウンセリングをする際、「自分の意志が弱いから体型に悩んでいる」という声を多く聞きます。ですが、上記の調査で7割近くの人がダイエットを失敗しているように、「意志」だけでダイエットを継続することは非常にむずかしいのです。
ですからまずは考え方を変えて、自分の意志に頼らずにモチベーションを維持する方法を覚える必要があります。
■モチベーションを維持する方法4つ
(1)一週間の献立計画を立てる
最初にやるべきことは、今後一週間で何を食べるか決めることです。あらかじめ食べるものを決めておけば、余計な物を思い浮かべなくてすみます。
ご家族の分も作る場合は、献立を決めて、自分が食べる量まできちんと決めておくと良いでしょう。
(2)食事に手間をかけない
できれば毎食、美味しくて栄養バランスも見た目も良いものを作りたいですよね。でも、あまり手間をかけすぎると継続がむずかしくなります。ですから、「冷凍食品を使う」「お惣菜を使う」など、可能な限り料理は手間のかからない工夫をしましょう。
筆者は、作ったタレで食材を合わせて、煮たり焼いたりするだけで完成するようなメニューばかり作っています。「美味しく Keep it Simple」がダイエットの合言葉です。
(3)身体の記録をとる
体重記録
体重を毎日測って記録することは、モチベーションを維持するために非常に重要です。モチベーションが落ちる原因の一つに、日々の忙しさや疲れなどでダイエットの意識が薄くなってしまうことが挙げられます。
しかし、毎日自分の体重を測ることで、自然とダイエットの意識を高めることができます。毎朝、起きてトイレに行った直後に体重を測りましょう。
ウエストサイズ
ダイエット中は週に一回ウエストのサイズも測りましょう。なぜなら、停滞期でも脂肪が落ちることがあるので、ウエストの脂肪が落ちていれば、体重がストンと落ちる場合があるからです。
きちんと脂肪が落ちていれば、体重が停滞していてもウエストのサイズは落ちるため、停滞期にモチベーションを落とさないためにも、ウエストのサイズを測ることは大切です。
自撮り
月に一回、鏡の前で自分の身体を写真に収めておきましょう。見た目の変化は、何よりもモチベーションアップにつながります。
自分の姿を見たくないという方もいるかもしれませんが、現状を知ることでモチベーションUPにつながります。ぜひ一度、鏡の前で自分を撮影してみてください。
食事記録
日々の食事を記録に残すことも、モチベーション維持に非常に効果的です。体重と同じで、日々の食事を振り返ることで次にどんな食事をするか、自然と意識を強めることができます。
写真で食べた物を撮っても、メモでも、どちらでもOKです。自分の負担にならない方法で記録をとりましょう。
(4)週に一度は好きな食事を
どんなにラクな食事でも、毎日ダイエット食では、少しづつストレスが溜まってしまいます。ストイックになりすぎず、週に一回は好きな食事をとって、ストレスを溜めないようにしてください。
モチベーションの維持は、自分の意志の問題ではなく、どんな行動をするかで変わります。ダイエットが継続できない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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【参考】
※~ライザップによる都道府県別ダイエット実態調査~「ダイエットの成功と失敗に関する調査」 – RIZAPグループ