真冬の寒さがまだまだ続きますが、そんな時のお家ご飯の“もう一品”にあると便利な「湯豆腐」。大豆から作られる「豆腐」は、良質なたんぱく質や大豆イソフラボンなどの栄養素を含み、食べ応えがあるのにヘルシーなのでダイエット中も安心の食材です。
インナービューティー料理研究家の筆者が、湯豆腐によく合うちょい足し食材をご紹介します。
冷えが気になる方も、湯豆腐なら冷えの心配は無用です。そのまま食べても美味しいのですが、美容的には「ちょい足し」をしていただくことがおすすめです。乾燥対策をサポートする栄養素を美味しく足しましょう。
■腸活には「干ししいたけ」
乾燥させることで余分な水分が抜けうまみがギュッと詰まった「干ししいたけ」を加えることで、湯豆腐の旨味も格段にアップします。干ししいたけを湯で戻し、細かく刻んでそのまま湯豆腐と一緒に煮込みましょう。
しいたけは低カロリーなうえ、「食物繊維」を豊富に含んでいるので腸活におすすめです。美腸は美肌への近道。年末年始の暴飲暴食で腸内環境が乱れがちの方や、便秘気味の方にぴったりです。
また、カルシウムの吸収をサポートする「ビタミンD」も補給できます。妊活中や妊娠初期に特に必要とされる「葉酸」も豊富に含んでいます。
■乾燥対策には「春菊」と「ごま油」
冬が旬の「春菊」は、湯豆腐との相性が抜群です。乾燥肌対策に嬉しい「β-カロテン」を豊富に含んでいます。β-カロテンは体内で「ビタミンA」として働く栄養素で、油脂類と合わさることで身体への吸収率が高まると期待されています。
そこで、風味豊かで抗酸化作用の高い「ごま油」を一緒に加えましょう。ごま油の香ばしい香りでいつもの湯豆腐がまた違った味わいに仕上がります。抗酸化作用が高まり、エイジングケアをサポートしてくれます。
■エイジングケアには「クコの実(乾燥タイプ)」
世界で最も栄養豊富なフルーツのひとつで、スーパーフードとしても注目される「クコの実(ゴジベリー)」は、レモンの約8倍以上の「ビタミンC」や「β-カロテン」「リコピン」などの高い抗酸化作用が期待される栄養素が豊富です。スーパーでは、調味料・スパイスコーナーや中華食材コーナーで販売されています。
杏仁豆腐のトッピングや参鶏湯(サムゲタン)などの料理によく使われますが、和食との相性も抜群です。筆者は湯豆腐の他にも、煮物に加えたり、グラノーラの具材に使ったりすることが多いです。
身体をあたためながらヘルシーにエイジングケアできる「ちょい足し湯豆腐」。栄養バランスを整え、冷え対策やエイジングケアも叶うなら実践しない手はありませんよね。この冬もかしこく美味しく身体の内側から美しさを育てましょう!
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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【参考】
※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社