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美肌の女性はレバーが好き?貧血以外にもある嬉しい栄養効果

管理栄養士
やなぎさわ えりな

「レバー」は肝臓の部分で、独特な風味があるので苦手な人も多いと思いますが、もっと食べていただきたい食材です。「鉄分」を多く含むことで知られていますが、貧血対策だけではなく、ダイエットや美容にうれしい栄養素も豊富に含まれている食材だからです。

レバー

管理栄養士の筆者が、レバーの美容効果についてご紹介します。

■「レバー」の栄養と美容効果

「レバー」の栄養と美容効果

レバーは「鉄分」を多く含むことで有名ですが、そのほかにも栄養素が豊富に含まれています。

老化対策に「ビタミンA」

肌のターンオーバーを促進して老化防止をサポートする役割があります。そのほかにも、視力回復や免疫力アップなども期待できます。

鶏レバーに多く含まれています。

貧血対策に「葉酸」「ビタミンB12」

「造血ビタミン」と呼ばれる葉酸は、ビタミンB12と共にヘモグロビンの合成を助ける作用があり、貧血対策に役立ちます。

疲労回復に「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビオチン」

疲労回復をサポートする効果が期待できます。

精神安定や睡眠に関与する神経伝達物質の「セロトニン」や「メラトニン」の原料となり、不眠や気分の沈み改善、精神安定などにも効果が期待できます。メラトニンは、肌のシミやくすみ改善に導く働きがあります。

■お肉別「レバーの鉄分含有量」

いずれも1食分60g中の数値になります。

豚レバー:7.8mg

鶏レバー:5.4mg

牛レバー:2.4mg

30歳以上の女性向けに推奨される鉄分量は、1日に10.5mg(月経ありの場合)となっています。鶏レバーを1食分食べると、1日に摂取したい鉄分の約2分の1の量を摂取することができます。

■レバーを食べる時の注意点

レバーを食べ過ぎると、吐き気や頭痛、便秘になる場合もあるので、食べ過ぎには注意してください。

特に妊婦の方は、ビタミンAをとりすぎると、胎児に悪影響を与える可能性があるので注意が必要です。

■レバーの活用法

レバーが好きな方は、そのまま焼いたりレバーペーストとして食べることがおすすめです。

レバーの風味が苦手な方は、レバーを軽く焼いてからブレンダーやミキサー等で細かくし、ハンバーグやキーマカレー、春巻き等に、少量ずつレバーを加えてみると良いでしょう。

レバーには体内に吸収されやすい「動物性ヘム鉄」が多く含まれているので、貧血に悩む女性をはじめ、きれいになりたい女性には積極的に摂取していただきたい食材です。美味しく食べて美しくなりたいですね!

(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわ えりな)

 

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【参考】
ミネラル成分の鉄分の働きと1日の摂取量 – 健康長寿ネット

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