年末年始はなにかと気ぜわしく、忙しい季節ですよね。20代よりも疲れが出やすくなる30代は、忙しい時ほど良質な睡眠が大切です。睡眠は、細胞の生まれ代わりに必要なだけでなく、ダイエットにも大切な時間です。寝る前には、良質の睡眠を促す飲み物を飲んでリラックスしてみましょう。
■アンチエイジング&ダイエットに睡眠が必要な理由
寝ている間に分泌される成長ホルモンには、細胞を修復したり、生まれ変わりを促す働きがあります。また、脂肪を燃焼させる働きもあり、良質の睡眠とそうでない睡眠を比べた場合、消費カロリーの差が約3倍にもなるのだとか。食べる機会の多いこの季節は、とくにしっかり眠りたいですね。
■お休み前のリラックスタイムに!良質の睡眠をサポートする飲み物3つ
(1)睡眠の質をアップさせる「抹茶」
抹茶に含まれる「テアニン」には、気持ちをリラックスさせる働きがあることがわかってます。また、睡眠前にテアニンを摂ることで、睡眠の質を向上させて翌朝の寝起きを改善する効果もあるそうですから、朝から疲れていると感じている方は、寝る前に抹茶を飲んでみると良さそう!
(2)寝付きが悪いなら「クルミミルク」
睡眠を誘うホルモン「メラトニン」は、夜になると分泌されます。しかし、夜遅くの飲食やストレス、TV・スマホの光などによって体内時計が狂うと、その分泌は低下してしまうと言われています。カリフォルニアくるみ協会によれば、クルミを食べることで血液中のメラトニン濃度が上がるそうですから、寝つきが悪い方は、クルミミルクがおすすめです。クルミミルクは市販されていますが、よく洗ったクルミと水をブレンダ―で撹拌すれば、ご自宅でも簡単に作ることができますよ。
(3)手足の冷えが気になるなら「カモミールティー」
りんごのような甘い香りで飲みやすいハーブティー「カモミール」には、気持ちを興奮させる交感神経の働きを抑え、気持ちをリラックスさせる働きがあることがわかっています。副交感神経の働きが高まると、手足などの毛細血管が広がって温まり、自然な眠気を誘います。手足の冷えが気になる方は、お休み前にホットのカモミールティーを飲んでみて!
忙しいこれからの季節、良質の睡眠をキープして、元気に乗り切りたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※L-テアニン – 太陽化学
※くるみの抗酸化作用 – カリフォルニアくるみ協会
※睡眠障害ラットによるカモミール及びパッシフローラの睡眠作用 – 小川香料
※カモミール茶摂取による自律神経機能と感情指標の変化:青年男性における検討 – 北海道大学
※体内時計の乱れが起こすこと – 武田製薬工業
※左藤桂子著(2014)『痩せる寝方』(だいわ文庫)