毎日多忙だとストレスが溜まって、食欲が止まらなくなることもありますよね。たまには好きなように飲んだり食べたりするのも良いのですが、身体のためにもできるだけ暴飲暴食はさけたいものです。
ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、暴飲暴食を加速させやすい食品を4つご紹介します。食欲が止まらないという時は、ご紹介する食品をさけましょう。
■食欲が止まらない理由
薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では、胃に熱がこもると食欲が加速しやすくなると考えます。胃のオーバーワーク状態とイメージすると良いでしょう。
ストレスや食べ過ぎ、脂っこいものや辛いものを食べ過ぎると胃に熱がこもりやすくなると考えます。なので、その胃熱をクールダウンさせる必要があります。そして、胃熱の原因につながっている食品をさけることも大切です。
■食欲が止まらない時はさけたいNG食品4つ
(1)キムチ
発酵食品で有名な「キムチ」を毎日食べている方もいると思いますが、辛いものは胃に熱をうみます。なので、食欲が止まらない時はさけたい食品です。
毎日ではなく、身体の調子が良い時に食べるようにしましょう。
(2)アルコール
むしゃくしゃするとお酒の力を借りたくなるものですが、お酒は身体に熱をうんでしまいます。身体の調子が良くリラックスするためにお酒を飲むのであれば良いのですが、ストレスがたまっていて身体に熱がこもっている時に飲むと食欲が止まらない原因につながってしまいます。
かわりに、レモンを絞った炭酸水を飲むようにしましょう。レモンはストレス発散におすすめの食材です。
(3)にんにく
にんにくは身体をとても温める「熱性(ねつせい)」のグループに分類されるので、身体に熱がこもりやすくなります。
にんにく料理は食欲をそそりますが、イライラしている時や食欲が止まらないという時はいつもにんにくを入れる料理も(パスタや炒め物など)にんにくを抜いて調理しましょう。
(4)カレー
手軽で美味しいカレーですが、カレーは香辛料がたっぷり入っているので胃熱の原因になりやすいです。
食欲が止まらない日はカレーをさけ、トマト、きゅうり、セロリ、キャベツ、大根などのスープやサラダにすると良いでしょう。
食習慣のほかに、睡眠不足も暴飲暴食の原因につながります。特に生理前は食欲が止まらなくなる方も多いと思いますから、生理前は早く眠るように意識しましょう。23時までに寝ることが理想的です。
暴飲暴食をしてしまうという方はご紹介した4つの食品をさけ、早めに眠ることを意識してみてくださいね!
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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