背中の余計な脂肪。スッキリさせたいと感じていませんか? 背中の脇から目立つ脂肪は、運動不足でとても目立つようになります。
「運動しなきゃとは思っているけれど、なかなか時間がとれない…」という方のために、女性の体型改善専門パーソナルトレーナーである筆者が、1日30秒で背中をスッキリさせるエクササイズを紹介します。
■筋肉量の減少が背中のたるみの原因
いつのまにか背中の脂肪が目立つようになったなら、その原因は筋肉量が落ちてきたからです。
同じ重量で筋肉と脂肪を比較した場合、筋肉は20%サイズが小さく、固いため下に垂れないという性質があります。
脂肪はその逆で、同重量で20%サイズが大きく、柔らかく垂れます。
運動不足が続くと、体重が変わらなくても筋肉量が減少して、体脂肪量は増加。その結果、背中のたるみが目立つようになります。
ですから、背中の余計な脂肪を落とすためには筋肉量を増やさなければいけません。
■背中の筋肉は「腕を引く」ことで動く
背中の筋肉は「腕を引っ張る動き」で使われます。
背中にある最も大きな筋肉は、広背筋。腰部から始まり、二の腕にかけて付着しています。
この筋肉が動くと、腕は背中側に動き、腕を引く動作になります。
そのため、腕を引く動きを強調する動作を行うことで、広背筋を鍛えることができます。
■広背筋を鍛える「バックフライ」のやり方
広背筋を鍛えるための「バックフライ」というエクササイズを紹介します。
(1)最初にその場で胸を張り、お尻をちょっと突き出します。そしてお腹にグッと力を入れます。
(2)上体を(1)の状態に保ちながら、膝を軽く曲げて、ゆっくり前に倒します。上体が水平に近くなったら止めます。この状態で、手を下に伸ばしましょう。
(3)肘を軽く曲げて、腕を大きく開いて上に挙げます。息は鼻から吸いましょう。
(4)ゆっくりと腕を下ろして、最初の位置に戻します。息は口から吐きましょう。
(5)(3)〜(4)を30秒間繰り返しましょう。
注意点
腕を開いて下ろすペースは、早すぎないよう、自分でゆっくりコントロールしましょう。
腕を引く動きは、日常的にあまり行われません。そのため、背中の筋肉は衰えやすく、背中の脂肪が目立つようになりやすいのです。毎日30秒間このエクササイズを行って、スッキリした背中を作りましょう!
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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