「運動不足でお腹がたるんできた。でも忙しくて、なかなか運動をする時間がとれない……」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
運動する時間がとれなくても、買い物中の歩き方にちょっとした意識を持つだけで、トレーニングをすることができます。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、買い物時間も無駄にしない、痩せる歩き方について解説します。
■買い物中は、腹筋と背筋に力を入れて歩こう
買い物をしている最中に意識することは、腹筋と背筋に力を入れることです。
腹筋と背筋に力を入れることで、腹筋と背筋が鍛えられて姿勢がよくなり、体型がスッキリする効果が期待できます。
姿勢良く歩けるようになり、余計なところが太くならない
腹筋と背筋に力を入れることで姿勢良く歩けるようになると、余計なところが太くなりにくくなります。良い姿勢でいることで、余計な筋肉を使わずに動くことができて、余計に筋肉を発達させなくするためです。
太る原因の一つは筋肉太り。脂肪の下の筋肉がムダに大きくなってしまい、身体のサイズを大きくしてしまいます。
特に影響を受けやすいのが太もも。歩き方が悪いと過剰に太ももの筋肉を使ってしまい、ゴツゴツとした太ももになってしまいます。
腹筋と背筋両方に力を入れて歩くことで、一本軸の通った歩き方に変化。太ももに余計な力を入れずに歩くことができるようになり、スッキリとした足を作ることができます。
姿勢が改善し、お腹まわりスッキリ
歩いている最中に腹筋と背筋に力を入れることで、筋肉が鍛えられ姿勢が改善すると、お腹まわりがスッキリします。
例えば、猫背の場合は背骨を前方に丸めてしまうため、お腹まわりに脂肪が集まり、脇腹からも脂肪が目立ち、浮き輪肉となってしまいます。
しかし、腹筋と背筋に常に力を入れることで、腹筋と背筋が強化され、お腹まわりに脂肪が集まらない姿勢に変化させることができます。
腹筋に力をいれるだけだと、悪い姿勢になるかも?
よく「腹筋に力を入れて歩きなさい」というアドバイスがあり、背筋に対してはあまり言及されません。
しかし、腹筋は腰を丸める機能を持つ筋肉。良い姿勢を保つためには、腰を反らす背筋とのバランスが大切です。
腹筋「のみ」に意識を集中させてしまったら、腰を丸めて猫背のような姿勢になってしまうことがあります。これでは本末転倒です。
ですから、腹筋と共に背筋にも力をいれて姿勢を保持することが、とても大切なのです。
■腹筋と背筋を同時に使うやり方・解説
「腹筋と背筋を同時に使う」とはどんな感覚なのか、以下の方法で実際に体感してみましょう。
(1)立った状態でお尻を後ろに突き出して、胸を張り、一度反り腰の状態を作ります。
(2)腹筋に力を目一杯入れて固くします。お腹に力を入れることで、自然に背骨の位置は理想的な位置になります。
たったこれだけですが、普段使われていない腹筋と背筋を十分に活性化し、姿勢を改善することにつながります。
毎日忙しくなかなか運動する時間がとれないときは、この意識を持って日常の動きを運動にしてしまいましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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