気温の上昇とともに、少しずつ肌を露出する機会が増えてきます。そうなってから「お手入れ不足に後悔した」という経験はありませんか? 今年こそは早めのお手入れで、憂いなく夏を迎えましょう。
アンチエイジングアドバイザーの筆者が、サンダルの季節を迎える前にガサガサかかとをキレイにするお手入れの方法や、おすすめのアイテムをご紹介します。
■かかとがガサガサしやすいのはなぜ?
かかとの皮膚と腕や脚などの皮膚を比べてみると、触り心地などに違いを感じませんか? 足裏には皮脂腺がなく、乾燥しやすいことが関係しています。
さらに、足裏は全体重がかかることに加え歩行などにより摩擦を受けやすく、角質がどんどん硬くなりがちです。放置するとひび割れてしまうこともあるだけに、正しいケアを続けていくことが大切です。
■ガサガサかかとにつながるNG習慣4つ
普段、何気なく行っている習慣がガサガサかかとを招いている場合があります。まずはNG習慣を見直してみましょう。
(1)自宅で過ごす時はいつも裸足
自宅で過ごす時に靴下を履くことが苦手な人もいるでしょう。しかし、いつも裸足で過ごしていると、不要な摩擦や負荷、乾燥を引き起こして足裏の角質を硬くさせ、ガサガサかかとにつながる場合があります。
できるだけ室内でも靴下などを着用しましょう。冷え防止にもつながります。
(2)かかとを保湿しない
足裏がベタベタすると不快で、かかとを保湿しない人がいます。しかし、保湿を怠ると足裏の角質が硬くなりやすく、ガサガサかかとを招く場合があります。
お風呂上がりにかかとを保湿することも習慣にしましょう。
(3)冷えを放置している
冷えを放置していると血行不良を招き、足裏の角質を厚くしてガサガサにしてしまう場合があります。
冷え、特に下半身の冷えは放置せずに温め、運動をして血行を促進させましょう。
(4)自分の足に合っていない靴を履いている
自分の足に合っていない大きさや形の靴を履いていると、摩擦や負荷などが生じて足裏の角質を硬くしガサガサにしてしまう場合があります。自分の足に合ったサイズの靴を履きましょう。
■ガサガサかかとをキレイにするお手入れ方法
ガサガサかかとをキレイにするには、ステップを踏んでケアすることが大切です。
古い角質を除去する
ガサガサかかとをキレイにする第一歩は、古い角質を除去することです。とはいえ、削りすぎて肌を傷めてしまうこともあるので注意しましょう。
古い角質を除去するツールにはリムーバーがありますが、手動のものなら削り面が粗くないものを選び、力を入れすぎずに一方方向に削ることを心がけましょう。
削りすぎが心配な人は、電動のリムーバーの方が使いやすいかもしれません。いずれにしても、かかとの状態を確認しながら頻繁に行うのではなく、慎重に使うタイミングも検討することが大切です。
保湿しながら柔軟性を保つ
古い角質を除去したら、一刻も早く保湿をしてください。
尿素配合のものを使うと、保湿だけではなく硬くなってしまった角質を柔らかくする効果が期待できます。
■ガサガサかかと対策におすすめのアイテム2つ
(1)ベルベットスムーズ 電動角質リムーバー(海洋ミネラル)/ドクター・ショール
海洋ミネラルパウダー入りのローラーヘッドが電動で回転するリムーバー。足裏全体の角質をやさしく、スピーディに除去することができます。
また、ヒールだこなども除去することができ、均一に削ることができるので仕上がりがキレイです。ローラーヘッドは水洗いでき、消耗したら別売りのレフィルに替えることもできるので衛生的に使用できます。
(税込価格2,550円(編集部調べ) 問い合わせ先:レキットベンキーザー・ジャパン)
(2)かかとつるつるクリーム/アズマ商事
尿素のほか海洋性コラーゲンが配合されているので、ガサガサかかともしっとり柔らかな状態へと導きます。
かかとだけではなく、ひざやひじ、ハンドクリームとしても使えます。
(100g 税込価格1,320円 問い合わせ先:アズマ商事)
今から始めれば、サンダルの季節に間に合う可能性が十分高いです。すぐにケアを始めて、サンダルが映えるかかとを手に入れましょう。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤 幸子)
【関連記事】
・顔がたるむ原因は実は●●!? たるみ解消のためにすべきこと
・40・50代の顔の印象が激変!クマを改善する方法3つ
・老け手を若返らせる!ふっくら手元になるケア
・1週間で輪郭が変わる!?たるみ引き上げマッサージ
【参考】
※自宅で行う予防的フットケア 足のスキンケアについて(PDF) – 日本フットケア・足病医学会
※ドクター・ショール
※アズマ商事