5月に旬を迎える「おかひじき」には、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルなど、更年期世代に積極的にとっていただきたい栄養素が豊富に含まれています。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、おかひじきの効能と、シンプルで定番化しやすいおかひじきのレシピをご紹介します。
■「おかひじき」とは?
その名前から、海藻と思われがちな「おかひじき」ですが、実は海岸の砂浜などに生える緑黄色野菜の一種です。
そして、調理もしやすく、茹でておひたしにするのはもちろん、炒め物やサラダなど、とても使い勝手のいい野菜です。シャキシャキとした食感も魅力なので、ぜひ活用してみてください。
■更年期世代のむくみ対策に
おかひじきからは、更年期世代にとって必要な栄養素である「カリウム」がしっかりとれます。
身体のゆらぎを感じるようになってから、むくみに悩まされるようになった方もいらっしゃることでしょう。これは、ホルモンバランスが乱れることで、体内の水分の流れが滞りやすくなるためといわれています。
おかひじきに含まれているカリウムは身体の水はけをよくする働きがあるので、むくみ対策には打ってつけの食材といえます。
■健やかな骨のためにも
更年期の女性の身体にとって要注意したいのが、骨の健康です。女性ホルモンの分泌量低下が、骨密度の減少につながるからです。
そこでとりたいのが「カルシウム」と「マグネシウム」です。おかひじきにはどちらも豊富に含まれています。
さらに、「食物繊維」や「鉄分」といった、女性にとって大切な栄養素もとれますので、健やかな骨や身体に役立てていただきたいものです。
■おかひじきのシンプルレシピ3つ
おかひじきはクセがなく、さまざまな食材と合わせやすいです。あと1品増やしたいときにも便利なレシピをご紹介します。
(1)おかひじきのナムル
材料(作りやすい分量)
・おかひじき 100g
・ごま油 小さじ2
・塩 適宜
・すりおろしたにんにく 小さじ1/2
・いりごま 小さじ2
作り方
(1)おかひじきをさっと1分ほど茹でます。冷水にとったら水気をよく絞って、食べやすい大きさに切っておきます。
(2)ごま油、塩、すりおろしたにんにくをよく混ぜ合わせておきます。
(3)(1)を(2)でよく和え、いりごまを振れば完成です。
(2)おかひじきの中華風卵炒め
材料(作りやすい分量)
・おかひじき 100g
・卵 1個
・中華だし 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・塩 適宜
・ごま油 大さじ1
作り方
(1)おかひじきは洗って、食べやすい大きさに切っておきます。
(2)卵は溶いておきます。
(3)フライパンでごま油を熱し、(2)を流して炒り卵を作り、一度皿に取り出しておきます。
(4)(3)のフライパンに(1)を入れて強めの中火でさっと炒め炒り卵を加えたら、中華だしとしょうゆ、塩を入れて味を調えたら完成です。
(3)おかひじきのツナマヨ和え
材料(作りやすい分量)
・おかひじき 100g
・ツナ缶(水煮) 1缶
・しょうゆ 小さじ1
・マヨネーズ 小さじ2
・塩、こしょう 適宜
作り方
(1)おかひじきをさっと1分ほど茹でます。冷水にとったら水気をよく絞って、食べやすい大きさに切っておきます。
(2)ツナは水気を絞ってほぐし、しょうゆとマヨネーズで和えておきます。
(3)(1)と(2)をよく和え、塩、こしょうで味を調えたら完成です。
おかひじきは、まさに「食べるサプリ」的感覚で活用したい食材です。ゆらぎの時期は、過不足なく栄養をとることがとても大切です。どうぞご自愛なさってください。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※むくみの原因・症状と対処方法 – 大塚製薬
※カリウム – わかさ生活
※女性ホルモンが減少すると骨がもろくなる!?骨粗しょう症を防ぐための対策とは – 大塚製薬
※カルシウム Ca – わかさ生活
※マグネシウム – わかさ生活