「お尻のエクササイズをいくら頑張っても、なかなかキレイな形に整わない」なら、もしかしたら、鍛えるべき筋肉を間違えているのかもしれません。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、100円ショップで手軽に購入できるトレーニングチューブを用いて、効率的にお尻の形を整えるためのエクササイズを紹介します。
■お尻の形を整えるために大切な中臀筋
お尻をキレイな形に整えるためには、「中臀筋(ちゅうでんきん)」というお尻の外側の筋肉を鍛えることが大切です。
お尻の外側にある中臀筋を鍛えることで、お尻のアウトラインをキレイな丸い形にすることができます。
一般的にお尻の形を整えるために鍛えられる筋肉は、「大臀筋(だいでんきん)」という筋肉。お尻の中で最も大きい筋肉で、お尻全体を包み込むように存在しています。
この筋肉を鍛えることでヒップアップされ、お尻の形はキレイになってきます。しかし、それだけだと完全にキレイな形のお尻にはなりません。
キレイな形のお尻を作るためには、大臀筋よりもさらに外側にある中臀筋という筋肉を鍛えることが大切。ここを鍛えることでお尻のアウトラインをシャープにすることが可能です。
■鍛えにくい中臀筋をチューブで鍛えよう
中臀筋を効果的に鍛えるためには、「トレーニングチューブ」を使う事が効果的です。
トレーニングチューブとは、ゴム製で引っ張ったりして筋肉に負荷をかけるトレーニング用品です。
中臀筋が働くのは、脚を外側に蹴り上げたとき。しかし、日常生活で脚を外側に蹴り上げる動作はほとんど行いません。
そのため、体の中でも特に弱くなりやすい筋肉で、意識して鍛えないとどんどん弱くなってきて、お尻の形が崩れてきます。
これを効果的に鍛えるためには、リング上のトレーニングチューブが効果的。脚に巻くことで、中臀筋を鍛える動作に負荷を変えて効率的に鍛えることができます。
どこの100円ショップでも手軽に購入できるトレーニングチューブ。お尻のエクササイズ以外にも多用途に使える、コスパに優れたトレーニング用品です。
■中臀筋を鍛える「チューブサイドキック」のやり方
トレーニングチューブを利用した中臀筋のエクササイズのやり方を紹介します。
(1)トレーニングチューブを足首に巻き、横向きに寝転がります。
(2)膝を伸ばし、つま先は正面の壁に向けたまま脚を外側に挙げます。
(3)目一杯挙げたら、ゆっくりと元の位置に戻します。これを10回繰り返します。
(4)終わったら反対側も同様に行います。これを2〜3セット繰り返しましょう。
普段なかなかきたえられない中臀筋も、トレーニングチューブを利用することでとても効果的に鍛えることが可能になります。とても手に入れやすく、扱いも楽なトレーニングチューブ。100円ショップに行った際にはぜひチェックしてみてください!
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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