更年期世代は、ちょっとした不調と日々格闘していて、朝までぐっすり眠れた朝は、ココロもカラダも快適でそれだけで“幸せ”なんてこともありますよね。
理学療法士の筆者が、より良い眠りのためのおすすめアイテムをご紹介します。
■睡眠時の途中覚醒=更年期の症状とはかぎらない!?
「途中覚醒=更年期の症状」と思われがちですが、年齢を重ねると体力が低下したり、食事の量や質に変化が起こるように、睡眠も変化します。
健康な人でも、年齢を重ねると睡眠が浅くなり、途中覚醒や早朝覚醒が増加するといわれています。これは加齢によるもの。日中特に問題なく過ごせていれば特に問題ないとされています。
■快眠のためにはリラックスが大切
また、ホルモンバランスが乱れると自律神経も一緒に乱れるといわれています。夜眠るためには、リラックスしていることが大切です。ですが自律神経が乱れると交感神経が優位な状態になりやすいといわれており、緊張しやすくなります。
ストレスや緊張で交感神経が優位になっている時は、「いかにリラックスできるか」が大きなポイントです。
寝る前にリラックスすることは、良い眠りを得るためにも大切なこと。
より良い眠りのために、リラックスアイテムを使うこともおすすめです。
■リラックスのための方法と、おすすめアイテム
(1)耳を温めてリラックス
耳の穴周りには、リラックス効果を促す交感神経と合流する迷走神経などの神経が多く存在します。
迷走神経とは、視覚や嗅覚を司る視神経や嗅神経と同じ脳神経の1つ。脳を出て、耳や首、胸、さらにはお腹にまで伸びています。
迷走神経は、耳だけではなく、心臓や胃、腸といった多くの内臓につながっているため、耳を温めると、迷走神経を通じてそれらの器官が刺激され、全身の血流もよくなります。
寝る前のひと時に「あ〜気持ち良い!」と感じリラックスすることが、よりよく眠れる良い方法の1つです。
おすすめアイテム:ナイトミン 耳ほぐタイム/小林製薬
発熱体をセットして使用する耳栓。発熱体が耳を温めて、リラックス状態に導きます。耳栓の防音効果で、周りの雑音による寝つきの妨げも防ぎます。
耳ほぐタイムの保温時間は約20分程度。寝る前に耳をじんわり温めると、スッと眠りにつける感覚があります。
(本体1セット〈2個〉、発熱体5セット〈10個〉入り 参考税込価格767円〈編集部調べ〉)
(2)芯から温めて快適な睡眠を
更年期世代は、ホルモンのバランスの乱れにより、自律神経が影響をうけると血液の循環が悪くなり、より冷え性などの症状が助長される傾向にあります。
眠りにつく時、深部体温を下げることで 脳と体をしっかり休息させる仕組みがあります。
赤ちゃんなどはわかりやすいですが、熱を放出するために眠くなると手足が温かくなるのは自然の現象。これは当然更年期世代にも起こります。
一般に手足などの末端だけが冷えるのが「冷え性」といい、深部体温が常に低いのが「低体温」といわれています。
実は最近この低体温が問題視されています。
冷え性は手足が冷たいことで気がつきますが、低体温は自分では気がつきにくく注意が必要です。
低体温の対策法は、体の芯から温めることがいちばん手軽な方法といわれています。
おすすめアイテム:ウィズフェム よもぎ温座パット オーガニック/グラフィコ
日中活動しながらできる「よもぎ蒸し」は、体の芯から温める方法として忙しい更年期世代にピッタリ。普段から血行がよくなることで、リラックスしやすくなります。
こちらは、古くから韓国で親しまれている「よもぎ蒸し」から着想を得た、手軽によもぎ蒸し気分が味わえる温熱パット。ナプキン型のよもぎパットと専用発熱体を下着に付けて使い、デリケートゾーンから骨盤周りをじんわり温めます。これを使うと下半身はもとより、全身が非常に温かくなり、手放せなくなります。
(3回分 税込価格649円/6回分 税込価格1,199円 ※2022年8月2日からリニューアル発売)
何かと忙しい更年期世代、リラックスタイムを充実させて、気持ちもカラダもラクに幸せ時間を過ごしていきましょう。
(著者/講師/理学療法士 矢間 あや)
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【参考】
※高齢者の睡眠 – 厚生労働省
※耳を温めると、脳神経の一つである迷走神経を通して脳や内臓が温まり、全身の血流がアップ。症状が改善する(PDF) – 青山・まだらめクリニック
※ナイトミン 耳ほぐタイム – 小林製薬
※今治睡眠用抱きタオル – ネルチャー
※「よもぎ温座パット」オーガニックコットンに改良し2022年8月2日(火)リニューアル発売 – グラフィコ