パイナップルには、腸活に役立つ食物繊維や、主に糖質の代謝を助けるビタミンB1、タンパク質の消化を助けるブロメラインが含まれています。食べ方、組み合わせ方によっては、ダイエット中でも罪悪感を感じることなくいただくことができます。
ベジ活アドバイザーの筆者が、パイナップルのおすすめの食べ方や活用法をご紹介します。
■パイナップルのおすすめの食べ方
代謝を助け、腸活にも◎
甘さが際立つパイナップルですが、意外にも中GI食品(シドニー大学で使用されている定義を基に算定)で、100gあたり約54カロリーとそれほど高くはありません。
パイナップルには、「食物繊維」が豊富で腸内環境の改善に役立つ他、主に糖質の代謝を助ける「ビタミンB1」、効率の良いエネルギー作りのサポートをする「クエン酸」など、ダイエットのサポートになる栄養素も複数含まれています。
GI値が気になるようなら、パイナップルを食べる前に低GIの野菜を先に食べるようにするといいでしょう。パイナップルのトロピカルな風味は、タコスやサルサ、トルティーヤなどのメキシコ料理ともよく合います。具材に加えてみるといいですね。
タンパク質分解酵素は加熱NG
パイナップルに多く含まれるタンパク質分解酵素の「ブロメライン」は、消化を促進し、腸内の有害物質を分解する作用があると考えられています。ただ、熱に弱いので、肉や魚と一緒に焼いたり煮込んだりすると効果はあまり期待できません。
ブロメラインの効果を期待したいのであれば、加熱時間を短くする、60度以下を保つなどの工夫が必要です。
■肉を柔らかくするパイナップルレシピ
パイナップルをすりおろして肉を漬け込んでみましょう。酵素の働きで肉が柔らかくなりますよ。パイナップルの独特の風味も味わうことができるのでおすすめです。
捨ててしまいがちなパイナップルの芯をフードプロセッサーなどで攪拌する、もしくはみじん切りにして使うのもよいでしょう。フードロスをなくすことにもつながりますね。
材料(作りやすい分量)
・パイナップル 100g
・醤油 大さじ3
・酒 大さじ3
・砂糖 大さじ1
・すりおろしニンニク 適宜
作り方
全ての材料をジップロックやビニール袋に入れて、お好みの肉を漬け込みます。6時間以上漬け込み、肉についた漬けだれを落として焼いたら完成です。
適量を意識して、パイナップルをタコスやサラダに加えたり、肉の漬けだれにしたりして楽しみましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※パイナップルに含まれる栄養について – DOLE
※クエン酸 – わかさ生活
※血糖値とGIの関係性 – 大塚製薬