太ももが太いと、下半身が太って見える原因につながります。
YOGAエクササイズディレクターの筆者が、太もも痩せに効果抜群の寝る前1分エクササイズをご紹介します。
■胸から下が脚！？太ももを細くする方法
今回ご紹介するエクササイズは2つ。
1つは、仰向けになって自転車をこぐように脚を動かし、太もも全体を引き締めます。もう1つは、太もも裏のハムストリングスを鍛えて、きれいなヒップラインに導く動きです。
今回意識してほしいことは、どちらのエクササイズも胸の下から脚と意識して動かすことです。
なぜなら、図のように脚（太ももの骨＝大腿骨）は大腰筋からつながっており、この大腰筋を動かすと脚が動きます。大腰筋は、太ももをお腹に近づける動作（歩く、走るなど）の基本的な動きもします。
これをふまえてホッソリとした脚にするためには、お尻から下を鍛えるのではなく、胸の下から「脚を後ろに蹴りだす」「前に押し出す」「引き上げる」ように動かしてください。そうすることで体幹部（胴体）を使うと基礎代謝が上がり、筋肉質な身体にならないなどの利点もたくさんあります。
ぜひ、自分の脚は胸の下からと意識を変えて、実践してみてください。
期待できる効果
・下半身痩せ
・お腹周り引締め
・基礎代謝が上り、太りにくい身体になる
・体幹部を鍛えることで、胴体部分が安定し姿勢がよくなる
・猫背姿勢の改善などのエイジングケア効果も抜群
実践回数＆期間
週に3〜4回を目安に実践すると、必ずボディラインに変化を感じられるはずです。
「寝る前1分太ももエクササイズ」のやり方
（1）床に仰向けになり、肩甲骨、骨盤を床に付けます。両脚を床からはなし、右脚を前に押し出します。
（2）次に、左脚を前に押し出します。（1）と（2）の動作を30秒ほど繰り返します。
この時、「胸の下からつま先を遠く前に押し出し、膝を戻す」など、大きな動きを意識してください。上半身がゆれないように、常にお腹を腰に引寄せ体幹部を安定させてください。
（3）ここからは、太もも裏（ハムストリングス）を鍛えるエクササイズです。
ハムストリングスは、お尻の付け根の骨から膝裏までついている筋肉です。ここをギュッと縮める（膝裏をお尻に近づける意識）とハムストリングスが鍛えられて、ヒップアップ効果も得られます。
まずは、うつ伏せになり、太もも前側、恥骨を床に付けて、膝を曲げた姿勢になってください。
（4）吐く息と共に両膝を床からはなし、太もも裏のハムストリングスを収縮させます。そして、吸う息で両膝を床に戻します。この動作を繰り返します。
動作中は、恥骨が床からはなれないように注意してください。
ご紹介した2つのエクササイズを、「寝る前に必ず実践する」という気持ちでチャレンジしてみてください。必ずホッソリとした太ももと、キュッと引き上がったヒップラインに仕上がるはずです。
（株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世）
【関連記事】
・1日1分で痩せ体質に！40・50代がすべき簡単エクサ[動画あり]
・40・50代が痩せやすくなる！夏の朝にすべきこと4つ
・40・50代から始めるべき｢太らない方法｣4つ
・40・50代からすべき骨盤底筋トレ で下腹凹ませ＆尿漏れ予防
