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肉を食べると老ける!?老化を抑える肉の食べ方

ナチュラルフードスタイリスト
松下和代

プロフィール画像(松下和代さん)

ダイエットや肌のためにお肉を積極的に食べているという人も多いと思います。でも、食べ方を間違えるとかえって老化につながることもあるようです。

肉を食べると老ける!?老化を抑える肉の食べ方

ナチュラルフードスタイリストの筆者が、老けないお肉の食べ方をご紹介します。

■お肉で老ける原因は?

老化を引き起こすAGEって?

AGE」とは、たんぱく質と糖が結びつく「糖化」が進むことで作り出される、老化促進物質。AGEが体にたまると、体の各組織にある細胞を劣化し、様々な病気の原因や老化を引き起こします。

特に体のたんぱく質の25~30%を占めるコラーゲンは、肌の弾力性や柔軟性を保ち若々しくするために大切なたんぱく質ですが、AGEはコラーゲンと結びつき新陳代謝の機能を失わせてしまいます。

そのため美しい肌を維持するためにも、できるだけAGEを体にためない食事が大切となってきます。

肉料理は特にAGEができやすい!?

AGEができる原因は、「血糖が増えて体のたんぱく質とブドウ糖が結びつき体温で糖化してしまう」「食べ物のたんぱく質と糖が加熱されたものを過剰に食べる」の2つです。

日頃から血糖を高くする状態を減らし、高温で調理する揚げ物や、焦げ目の多い食事は避けるようにしましょう。

とくに肉料理は、焼くと糖化しやすくAGEの量が多くなる食品の一つ。AGEが発生しやすい高温の「揚げる・焼く・炒める」よりも「茹でる・蒸す・煮る」がおすすめです。

また肉の加工品であるベーコンフランクフルトなどは、特にAGEの高い食品として挙げられ、これらは塩分も多く高血圧などの成人病にもつながるので、なるべく控えるようにしましょう。

■3つのコツで肉のAGEを減らそう

コツ1:レモン汁で下ごしらえする

肉料理を調理する前に、下ごしらえとしてお肉の重量の1/4のレモン汁に1時間漬けこむと、肉のAGE値が40%減ったというデータがあります。これは「レモンに含まれるクエン酸が、糖とたんぱく質が結びつくのを防ぐ役割があるため」といわれています。

レモン汁を絞るのが大変な時は、市販のレモン汁でもOKなので、お試しください。

コツ2・肉は蒸す&茹でる調理にする

AGEの量は、調理方法で大きく変わってくることがわかっています。特に肉料理は、揚げ物よりも茹で物・蒸し物がおすすめです。

牛肉は、焼き肉よりもしゃぶしゃぶで。鶏肉は、唐揚げよりもバンバンジーなどの蒸し料理が良いでしょう。

これらの調理方法は、AGEの数値が低いだけでなくカロリーも低いので、ダイエットにも効果的といえます。

コツ3・抗糖化のある生姜と一緒に食べる

AGEは、たんぱく質と糖が結びついてできる物質です。そのため、糖に結び付きにくい抗糖化作用のある生姜を一緒に食べることで、AGEの数値を低くします。

特に生姜は、抗酸化(活性酸素の働きや発生をおさえること)の効果もあるといわれているので、エイジングケアに最適な食べ物です。

肉との相性もよいので、手軽に市販のおろし生姜などを利用ください。

老化の原因となるAGEが多くなりやすい肉料理も、ちょっとした工夫で量を減らすことができます。肉の他にもホットケーキやパンなどの焦げ目の多い食べ物を選びやすい方は、抗酸化作用の多い食品を意識して食事に取り入れ、エイジングケアに励んでください。

(ナチュラルフードスタイリスト 松下 和代)

 

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【参考】
コラーゲン – わかさ生活

コラーゲンのチカラ chapter2 – キューサイ

老化物質AGEを減らす方法【意外と知らないレモンの力 #2】 – ライトハウス

抗糖化ナンバーワン食材のショウガで美肌のキープや糖尿病合併症の予防が可能! – 食品医学研究所
AGE(終末糖化産物)とは? – AGE測定推進協会

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